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韓悳洙駐米大使が突然の辞任…“韓米FTAファイター”に任命?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓悳洙(ハン・ドクス)駐米韓国大使(63)

韓悳洙(ハン・ドクス)駐米韓国大使(63)が16日、突然、辞任した。韓氏は17日の韓国貿易協会会長団会議で新任会長に推戴されることが有力視される。財界団体の貿易協会の会長は民間人でなければならないため、会長推戴に先立って大使職を辞任したのだ。韓大使は20-24日に予定された在外公館長会議に出席するため一時帰国していた。

趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)外交通商部報道官はこの日午後の定例記者会見で、「韓大使が今日午前に辞意を表明した」とし「適切に処理されるだろう」と述べた。韓氏は在外公館長会議の日程を中断し、離任のあいさつのため、この日午後に米国へ向けて出国した。

韓氏はこの日、赴任3年を迎えたが、李明博(イ・ミョンバク)政権末まで駐米大使を務めるものと考えられていた。12日に帰国した韓氏は個人の日程を消化しながら、在外公館長会議を準備してきた。15日午後まで記者懇談会(24日)、文化観光部長官との面談(17日)などの日程を調整していた。


これと関連し、政府消息筋は「韓大使は15日午後、李明博大統領を単独面談したと聞いている」とし「李大統領が韓大使に『辞意を表明した司空壱(サゴン・イル)貿易協会会長の後任として、韓米自由貿易協定(FTA)発効後に国内の履行作業と関連して役割を果たしてほしい』という趣旨の話をした」と伝えた。

別の関係者は「貿易協会が反FTA勢力に対応して世論を説得し、業界の意見を結集するのに政府部処以上の役割をするというのが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)と政府の判断」とし「こうした背景から韓大使が提案を喜んで受け入れた」と伝えた。

後任の駐米大使は決まっていないという。政府消息筋は「職業外交官や青瓦台外交安保チームの関係者は人選対象から外れるようだ」と話した。

貿易協会は当初、李允鎬(イ・ユンホ)経済通商大使(元知識経済部長官)と朱鎮ウ(チュ・ジンウ)サジョグループ会長のうち一人を新任会長に選出する計画だった。財界関係者は「韓大使と李允鎬大使、朱鎮ウの3人が候補だが、韓大使が有力」と明らかにした。



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