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韓国株式市場と恋に落ちた‘ソフィア夫人’の正体(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国株式市場が今度は‘ソフィア夫人’と恋に落ちた。 ‘ソフィア夫人’は欧州キャリートレード(以下ユーロキャリー)資金をいう株式街の用語だ。 キャリートレードとは金利が低くて値下がり傾向にある通貨を借りて高い収益が期待される海外資産に投資することを意味する。 2000年代半ばは‘渡辺夫人’(円キャリー)、08年の金融危機後は‘スミス夫人’(ドルキャリー)が韓国株式市場に格別の愛情を見せた。 さらに‘王氏夫人’と呼ばれるチャイナマネー(中国系資金)など、外国の‘夫人’が韓国株式市場に関心を見せている。

最近はソフィア夫人の攻勢が強い。 韓国国内の株式を大量に買っている。 これに伴い、韓国総合株価指数は6カ月ぶりに2000pを回復した。 14日の金融監督院(金監院)によると、今年に入って韓国株式市場に流入した欧州系の資金は4兆7000億ウォン(13日現在)、外国人投資(8兆8000億ウォン)の半分を超える。 98年の株式市場開放後、韓国株式市場を思いのままにしてきた米国系(2兆4000億ウォン)に比べて2倍近く多い。

大宇(デウ)証券のキム・ハッキュン投資戦略チーム長は「かつての渡辺夫人、スミス夫人のように、韓国株式市場の需給に活気を吹き込んで株式市場を支えている」とし「欧州系の資金がポートフォリオを調整する過程で、相対的に低評価された韓国への投資を拡大している」と説明した。


ユーロキャリーの流入は、昨年12月の欧州中央銀行(ECB)の長期資金供給オペ(LTRO)に基づくものと分析される。 ECBは4830億ユーロ(713兆ウォン)を1%台の低金利で銀行に3年間貸した。 欧州財政危機を打開し、市場に流動性を供給するための措置だ。 欧州の銀行はこれを金利が高くて通貨が値上がり傾向にある新興国に投資し、その一部が韓国に入っているということだ。

‘ソフィア夫人’の投資成績は悪くない。 主要投資先の新興国株式市場が今年大幅に上昇したためだ。 ブルームバーグによると、昨年11月にECBが利下げした後、ユーロを借りて新興国に投資したユーロキャリーは1月末までに約8%の収益を出した。 ドルキャリーは1%の収益にとどまり、円キャリーは0.3%の損失を出した。



韓国株式市場と恋に落ちた‘ソフィア夫人’の正体(2)

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