ギリシャの国民は苛酷な緊縮の中で抗議している。労組は48時間のゼネストに入り、警察労組はデモ鎮圧から手を離した。政界も分裂した。連立内閣の一部閣僚が辞任し、とてつもない政治的混乱が4月の総選挙まで続く見通しだ。これまでは財政改革をめぐりギリシャとEUが戦っていたとすれば、いまはギリシャ内部の戦争にシフトしている。ギリシャ野党は「ドイツがわれわれの尊厳性を踏みにじっている」と扇動している。だが、1300億ユーロの2次救済金融を受けられなければ来月満期となる145億ユーロを返済する道はない。ギリシャのデフォルトは避けられない。ユーロ圏脱退もやはりごり押しカードと変わらない。ギリシャがこれまで耐えられたのもECBにアクセスできるユーロ圏だったので可能だった。
国のデフォルトは災難だ。国民は預金を失うことになり、年金も切れる。全てを失わないようにするなら多くのことが犠牲になる。ギリシャは総選挙後も動揺することなく緊縮財政を履行しなければならないだろう。歴史的に骨を削る苦痛を伴わなかった救済金融はなかった。ギリシャには難しい決定の時期だが誰も避けることはできない。これまで忍耐してきた他のEU加盟国も徐々に疲労感を示していないか。
国のデフォルトは災難だ。国民は預金を失うことになり、年金も切れる。全てを失わないようにするなら多くのことが犠牲になる。ギリシャは総選挙後も動揺することなく緊縮財政を履行しなければならないだろう。歴史的に骨を削る苦痛を伴わなかった救済金融はなかった。ギリシャには難しい決定の時期だが誰も避けることはできない。これまで忍耐してきた他のEU加盟国も徐々に疲労感を示していないか。
この記事を読んで…