ＬＧディスプレーは今年、「サウンドバーＴＶ」と「スイングオールインワンＰＣ」の両製品で受賞した。両製品は画面とフレームの境界をなくす技術で、デザイン完成度を高めたと評価された。

サウンドバーＴＶはさらに薄くて軽くなったディスプレーの特性を生かしてスタンドを薄くし、その下にスピーカーを装着したり分離したりできるようデザインされている。スイングオールインワンＰＣは薄いモニターの下にパソコン部品を配置し、単純なディスプレーを強調した。

ＬＧディスプレーはディスプレー専門企業だが、発注者ブランドによる生産（ＯＥＭ）などを通してテレビやモニターを顧客会社と共同で開発したりもする。チェ・ドンウォンＬＧディスプレー常務は「革新的な技術競争力はもちろん、デザインでも他社とは違う競争力を見せる計画」と述べた。


このほか、今年のｉＦデザイン賞金賞にはアップルのタブレットＰＣ「ｉＰａｄ２」とノートブック「ＭａｃＢｏｏｋ　Ａｉｒ」、ソニーのデジタルカメラ「α　ＮＥＸ－Ｃ３」、ＢＭＷの「６シリーズクーペ」など各分野の人気製品が名を連ねた。

ｉＦデザイン賞は発売から３年以内または今年発売予定の製品を対象にデザイン、素材適合性、革新性などを総合評価する。

◇３大デザイン賞

ドイツのｉＦ、レッドドット、米国のＩＤＥＡ。ｉＦデザイン賞は１９５３年に始まり、商品・コミュニケーション・パッケージの３部門でデザイン賞を授賞する。ドイツのレッドドットには毎年６０カ国から７０００製品以上が出品される。１９８０年に始まったＩＤＥＡは、米国産業デザイン協会が共同主催するデザイン公募展。



サムスン電子が４４製品で最多受賞…独「ｉＦデザイン賞」で（１）