歌手で作曲家のパク・チニョン氏が自作曲「Ｓｏｍｅｄａｙ」（歌：ＩＵ）をめぐる著作権訴訟で敗訴した。ソウル中央地裁は１０日、歌手で作曲家のキム・シンイル氏が「Ｓｏｍｅｄａｙ」が自身の作曲した「私の男へ」（歌：アッシュ）の著作権を侵害したとしてパク氏を相手取り起こした損害賠償請求訴訟で、原告に２１６７万ウォン（約１５０万円）を支払うよう命じた。

パク氏が作詞・作曲した「Ｓｏｍｅｄａｙ」は、昨年１月にＫＢＳ第２テレビのドラマ「ドリームハイ」の挿入曲として発表されたが、２００５年１０月に発表したアッシュの「私の男へ」のメロディコードを盗作したという疑惑が提起された。これに対しキム氏は、「『私の男へ』と『Ｓｏｍｅｄａｙ』が曲の全体構成が同一で、ハーモニー・音調・リズムなど細部も非常に似ている」として昨年７月に損害賠償金１億１０００万ウォンを支払うよう求める訴訟を起こした。裁判所はこの日、「２曲のリフレーンの最初の４小節が実質的に顕著に類似した点を考慮すると、パク氏がキム氏の曲に基づいて歌を作った事実が認められる。パク氏には歌を作る時に他人の著作権に対する侵害可否を確認しなければならない注意義務を果たせなかった過失が認められる」と明らかにした。また、「曲全体のうち実質的に似た部分の比率などを考慮して賠償額を定めた」と説明した。

パク氏は自身のツイッターを通じ、「胸がとても苦しい。一度も聞いたことがない曲を私が盗作したとは…。元気を出してもう一度ぶつかってみる」と胸中を明らかにした。パク氏の所属事務所ＪＹＰエンターテインメント側も「すぐに控訴する」との意向を明らかにした。