早くから海外市場も攻略し現在部品素材部門の売り上げの半分(昨年は約65億ウォン)は輸出を通じて得ている。以後2007年に特殊鋼鋳造会社のテファ精工との合併を通じ資本金25億ウォン相当のテファアロイテックとして生まれ変わった。部品素材企業から機械装備を作る会社へと事業領域を拡張したが、大企業に劣る事業所の環境のため人材を探すのは容易でなかった。そうしたところをポスコの紹介で全経連中小企業経営諮問団との縁ができコンサルティングを受けることになった。韓国鉄鋼協会とポスコ経営研究所で務めたチャン・ジュンウン諮問委員が担当した。チャン委員は「人材経営の核心は福祉。従業員の福祉水準を高めて生産・管理など経営全般に対するマニュアルを作りなさい」とアドバイスした。
テファアロイテックはチャン委員の助言通りに従業員らの記念日を祝いサークル活動と教育費などの支援を始めた。1週間に1度は従業員の家族を招いて昼食をともにしている。事業所の環境改善のためトヨタ自動車グループの「3定5S」運動も導入した。3定は「定位置・定量・定品」、5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・習慣化」の日本語の頭文字を取ったトヨタ式スローガンだ。
イ社長は将来の収益源を発掘するため別の新素材開発に拍車をかけている。原子力研究所、自動車部品研究所などとともに3件の国策研究課題を進めている。原子力発電を終えた後に出てきた廃棄燃料を保管する遮蔽容器と特殊ナノ粉末を混ぜた潤滑添加剤などを開発している。研究開発投資を順調に進め、昨年は営業利益の40%に達する6億3000万ウォンを研究開発に使った。
イ社長は、「新素材開発の国策研究も成功させ、事業所も整備して2016年には売り上げ1000億ウォン台の会社にする」と抱負を話している。
トヨタ式「3定5S」導入・福祉充実で売上倍増を狙う韓国企業(1)
テファアロイテックはチャン委員の助言通りに従業員らの記念日を祝いサークル活動と教育費などの支援を始めた。1週間に1度は従業員の家族を招いて昼食をともにしている。事業所の環境改善のためトヨタ自動車グループの「3定5S」運動も導入した。3定は「定位置・定量・定品」、5Sは「整理・整頓・清掃・清潔・習慣化」の日本語の頭文字を取ったトヨタ式スローガンだ。
イ社長は将来の収益源を発掘するため別の新素材開発に拍車をかけている。原子力研究所、自動車部品研究所などとともに3件の国策研究課題を進めている。原子力発電を終えた後に出てきた廃棄燃料を保管する遮蔽容器と特殊ナノ粉末を混ぜた潤滑添加剤などを開発している。研究開発投資を順調に進め、昨年は営業利益の40%に達する6億3000万ウォンを研究開発に使った。
イ社長は、「新素材開発の国策研究も成功させ、事業所も整備して2016年には売り上げ1000億ウォン台の会社にする」と抱負を話している。
トヨタ式「3定5S」導入・福祉充実で売上倍増を狙う韓国企業(1)
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