朴智星（パク・チソン、３１）がマンチェスター・ユナイテッドを勢いづけている。シーズン後半に入ってますます力を発揮している。

朴智星は１日（日本時間）、マンチェスターのオールドトラフォードで行われたストークシティとのイングランドプレミアリーグ第２３節に先発出場し、決勝ゴールをアシストし、２－０の勝利に貢献した。これで今季６アシスト。また、先月２９日のリバプールとのＦＡカップ３２強戦（１－２でマンＵの敗戦）で今季３号ゴールを決めたのに続き、２試合連続の攻撃ポイントとなった。

朴智星は「ＦＡカップで脱落したので、リーグ試合に集中しなければいけない状況。勝ち点３を獲得したことに満足している」と述べた。


朴智星は前半３７分、相手の反則を誘ってＰＫを得た。ポール・スコールズのパスを受けてペナルティエリア左を突進し、ジャーメイン・ペナントの足に引っかかった。主審はＰＫを宣言し、これをハビエル・エルナンデスが決めた。マンＵは後半７分、ベルバトフのＰＫで２－０とリードを広げた。リーグ３連勝のマンＵは、エバートンに０－１で敗れた首位マンチェスター・シティと勝ち点５４で並んだが、得失点差で２位のまま。

朴智星は今季初め、アシュリー・ヤングやナニの影に隠れていた。プレミアリーグより比重が低いカーリングカップに主に出場した。しかし先月１４日のボルトン戦からは４試合連続で出場し、チーム内での地位を固めている。ルーニー、オーウェン、ナニ、ヤングなどマンＵの主力９人が負傷でチーム戦力から離脱したため、朴智星の比重が高まっている。

スカイスポーツはこの日、朴智星に評点７をつけ、「休まず動いた（ｋｅｐｔ　ｉｔ　ｍｏｖｉｎｇ）」と評価した。朴智星は「まだ多くの試合が残っている。チームが１位に上がるまで勢いを継続しなければいけない」とし「これからチェルシー戦（６日）、リバプール戦（１１日）と続くが、２試合とも必ず勝たなければならない。いいプレーを見せたい」と語った。