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「金正日死去にも淡々とした住民」…金正恩が衝撃

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金正恩(キム・ジョンウン)労働党中央軍事委員会副委員長など北朝鮮の指導部は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去にもかかわらず淡々としている住民の反応を伝え聞いて、少なからず驚いたという。 金正日の死去にショックを受けて死亡した国民は一人もいなかったからだ。

30日の北朝鮮戦略情報サービスセンター(NKSIS)によると、北朝鮮労働党組織指導部は昨年12月23日、北朝鮮社会の推移に関する中間点検報告を受けた。 昨年12月17日の金正日の死去後、北朝鮮住民の動向に関する内容だった。 指導部は、金正日の死去を聞いてショック死した住民が一人もいない、という報告を受けて驚いたという。 1994年の金日成(キム・イルソン)主席の死去当時、ショックで死亡した北朝鮮住民が少なくなかったからだ。

金正日死去が知らされた昨年12月19日から5日間の集計の結果、自然死で死亡した北朝鮮住民は106人だった。 しかし金正日死去の衝撃で死亡した人はいなかった。 金正恩をはじめとする指導部は、住民の行動に警戒心を持って対策の準備を指示したという。


実際、朝鮮中央テレビなどで伝えられた当時の雰囲気は、金日成死去当時とは明確に違うというのが北朝鮮専門家らの分析だ。 「住民の泣き声自体が小さく、無理やり悲しみを演出するような印象を受けた」ということだ。

こうした北朝鮮内の反応は、住民の忠誠度の変化を示唆していると考えられる。 最近、深刻な経済難に苦しんでいる住民が無能力な北朝鮮政権に不信感を抱いているということだ。

対北朝鮮消息筋によると、住民が自発的に哀悼した金日成の死去当時とは違い、金正日の死去当時は北朝鮮当局の哀悼指示に対して「この寒さの中で狂っているのか」と不満を抱いたと伝えられている。

金晋希(キム・ジンヒ)記者



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