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人気の社会派ネットラジオ番組での「ビキニ応援」が波紋呼ぶ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
人気を博しているインターネットラジオ番組「ナコムス」(注)の進行者が「収監中のチョン・ボンジュ前議員を応援するために女性たちはビキニを着て写真を撮って送ろう」と提案して始まったいわゆる「ビキニ応援」をめぐる議論が続いている。

進歩論客のチン・ジュングォン氏は先月30日、ツイッターに「(ナコムスに)一度は危機が来るだろう言ったが、こういう方式であるとは考えもしなかった。ずるずる引き延ばすことなくナコムスメンバーが早く謝るのが良い」と書いた。また、『ナコムスが謝ることはない』『分裂工作だ』などという話す奴らが見えるが、ナコムスのファンダムからそうした者を孤立させなければならない」ともした。ナコムスの公演プランナーのタク・ヒョンミン聖公会(ソンゴンフェ)大学兼任教授も「不快な女性たちはビキニデモそのものよりも、ビキニデモをセクハラする輩とそれにくっついて冗談を言った(ナコムス進行者)チュ・ジンウ、キム・ヨンミンのためだろう」と書いた。

インターネットなどでも女性たちの公憤混じりの書き込みが続いている。梨花(イファ)女子大学のインターネットコミュニティには先月28日「(ナコムス進行者)チュ・ジンウ記者に送るメール」という書き込みが載せられた。書き込みには「事実これまで(ナコムスで)ぎりぎりで一線を越えなかった発言があった。ナコムスは大衆的な人気というまた別の形態の権力を乱用している」と主張した。


進歩的指向の見解を明らかにした小説家のコン・ジヨン氏も非難の隊列に加勢した。コン氏は「胸を写した写真を擁護する書き込みは驚愕に値する。ビキニ事件は非常に不快で当然謝罪を待つ」と話した。

こうした中、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時広報首席秘書官を務めた梨花女子大学のチョ・ギスク教授は、ナコムス進行者らを擁護するような発言をして目を引いた。チョ教授は31日、ツイッターに「誤りには厳格、失敗には寛大!」と書いた。また彼女は、「政治家の女性卑下発言とナコムスを結びつけるのは公認とギャグを区分できないもの。“保守”言論が“進歩”の分裂のためにえさを投げるもの」とした。

注:ナコムス…「ナヌン コムスダ」(韓国語で、私はけち臭いという意味)の略語。李明博(イ・ミョンバク)大統領やその周辺人物、また社会問題を取り上げて風刺するインターネットラジオ番組。レギュラー進行者やゲスト(主に進歩主義)が毎回テーマに沿って討論し、風刺する内容が一般国民から人気を集めている。



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