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K-POPに続く「K-Lit」ブーム、海外で韓国文学への関心高まる(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

小説家の李文烈氏(左)が故郷の慶尚北道陽郡のトゥドゥル村で翻訳家と討論している。

彼らの韓国語には無駄がなかった。26日午後、慶尚北道英陽郡(キョンサンブクド・ヨンヤングン)のトゥドゥル村。モンゴル、トルコ、ロシア、ベトナム、アルゼンチン、中国などから、韓国文学を翻訳する外国人7人が集まった。韓国文学翻訳院が主催した海外翻訳家研修に招かれた人たちだ。

トゥドゥル村は小説家の李文烈(イ・ムンヨル)の故郷だ。この日は「李文烈とともにする文学紀行」が繰り広げられるところだった。彼らは詩人・趙芝勲(チョ・ジフン、1920~68)の妻の実家があった慶尚北道栄州(ヨンジュ)のムソム村を経てトゥドゥル村にたどり着いたところだった。

李文烈の短編「匿名の島」について作家との討論が行われた。「匿名の島」は昨年米週刊誌「ニューヨーカー」に掲載され話題になった。なめらかな韓国語で討論する外国人はよどみなかった。


▲ギョクセル・トゥルコズ(トルコ・エルジェス大学韓国語文学科副教授)=「匿名の島」はトゥドゥル村で書いた作品ですか。

▲李文烈=この村で書いてはいないが作品の中の村と類似した点はあります。例えば同じ姓氏を使う村に、ある突出的な人物が住むという設定は似ています。

▲モジョル・タチアナ(ロシア・ミンスク国立言語大学副教授)=核心メッセージは何ですか。

▲李文烈=匿名性に対する探求です。韓国社会のさまざまな問題を理解できる、匿名性の社会的機能について書いたのです。

海外翻訳家らはこの日トゥドゥル村内の伝統食堂で韓国伝統料理を味わい、宿舎の安東(アンドン)国学振興院に移動した。そこでも李文烈氏と韓国文学についての話を続けた。

最近韓国文学に対する海外読者の関心が高まっている。一部では「K-POPに続き『K-Lit』ブームが始まった」という見方も出ている。昨年シン・ギョンスクの「ママをお願い」を契機に韓国文学作品の海外進出が加速化している。「ママをお願い」は昨年米国や英国など31カ国に版権が売れ、「文学韓流」をリードした。



K-POPに続く「K-Lit」ブーム、海外で韓国文学への関心高まる(2)

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