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鄭夢九会長の決断…現代車もベーカリー事業撤収

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

現代(ヒョンデ)車グループの鄭夢九(チョン・ボング)会長(74)

現代(ヒョンデ)車グループは27日、ソウル良才洞(ヤンジェドン)本社と済州(チェジュ)ヘビチCCホテルで社内ベーカリーとして運営してきた「OZEN」事業を終えると明らかにした。

「OZEN」はその間、鄭夢九(チョン・ボング)会長(74)の長女のチョン・ソンイ氏(50)が顧問の系列会社ヘビチCCホテル&リゾートの事業部署として運営してきた。

現代車グループの「OZEN」事業撤収発表は、ホテル新羅がコーヒー・ベーカリー事業をたたむと明らかにした翌日に出てきた。こうした速やかな決定には、「率先垂範して中小企業との共生経営を図る」という鄭夢九会長の普段からの意志が反映された。


グループ関係者は「他の大企業のベーカリーと性格が違って、街中の商圏を侵害するという声が出始めた頃から事業撤収を検討してきた。ちょうどサムスンが事業撤収に動いたため、私たちも決断した」とし「こうした批判が出る度に他のところと一緒に取り上げられるのが負担になっていたのは事実」と述べた。

実際、現代車グループはその間、大企業のベーカリー事業進出をめぐる論争が起きる度に、「OZENは社内福祉レベルの構内売店として運営されている」と反論してきた。「OZEN」は製パン関連の施設を保有せず、のり巻き・サンドイッチなどの販売食品はすべてを外部加工メーカーから納品されていたからだ。また、本社と済州ヘビチCCホテル1階ロビーで主に職員の朝食と間食を提供する場となっていたため、大企業系列会社が街中のベーカリー店と競争するという批判とは関係がない、と主張してきた。

「OZEN」は今後、商号をなくし、良才洞(ヤンジェドン)社屋は職員の休息空間として、済州ヘビチCCホテルは顧客ラウンジとして運営する方針だ。グループ関係者は「職員のための便宜施設として今後も活用するだろうが、系列会社のヘビチCCホテル&リゾートが運営する形ではなく、グループ直営または他社に委託する形になるだろう」と話した。



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