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【コラム】「韓国人政治家」はいない(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
動物が年取ると、生物学的な遺伝子を残す機会や確率が顕著に減少する。自然の理知だ。このため“文化動物”である人間は、年を取りながら自身の文化的な遺伝子(DNA)を世の中に残そうと努める。さまざまな会合で、年配の人たちの言葉が多いのもこのためであろう。筆者も延期していた忘年会を新年に参加しながら、このことを痛感している。

「記憶は有限で記録は無限だ」という命題とともに「適する者だけが生き残る」という適者生存(?)の意味を実感するこの頃だ。本や資料を読んでメモしておいた「書き付けノート」のページをめくって、数年前に記録しておいた短いメモのいくつかをここに留めておきたい。

#実際にあったことなのかは分からない。米国の国会図書館の司書が世界で最も薄い本を調べたという。その結果、米国の考古学者やアルゼンチンの経済政策、英国料理の本、インドの衛生学、エチオピアの健康管理法、スイスのユーモア集、中国の基本人権発達史、ドイツのファッション、ブラジルの正義論、ポーランドの勤勉論、韓国の政治倫理策が最も薄かったという。


#米国は79年に連邦選挙運動法を制定して、政治家に3カ月ごとに政治資金の内容を連邦選管委に報告するようにした。また100ドル以上の政治献金については、資金追跡が可能な小切手寄付を原則とした。77年には、ロッキード事件を契機に、わいろをやりとりした企業や公務員を対象に、最高200万ドルの罰金を賦課できる腐敗防止法を制定した。

#経済協力開発機構(OECD)は、世界のわいろ規模が年間1000億ドルを越えると推定している。しかしこれは氷山の一角に過ぎない。多国籍石油企業家シェルは76年、イタリアで450万ドルの政治献金を強要され、支社長を解雇して直ちに撤収した。その後シェルは14年間もイタリアで事業を展開しなかった。事業パートナーになれない国と判断したためだ。



【コラム】「韓国人政治家」はいない(2)

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