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二次電池・太陽光 … 新しい“油”を探す韓国製油会社 (1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
#場面1

イラン産原油の輸入量を減らすしかないという予想が広まっていた先週初め。 イランから一日10万バレルほど輸入する韓国国内最大の輸入会社SKエナジーのある役員は、電子計算機のボタンを何度か押してその数字を見せた。 計算機の液晶には「36,500,000,000」という数字が表示されていた。

「1バレル当たり1000ウォンほどの費用が追加でかかるとすれば、1年間で365億ウォン(約25億円)になる」。イランから輸入できなければ、より高いところから原油を輸入するか、またはより高い揮発油・軽油などすでに精製された石油製品を輸入しなければならない状況という説明だった。


#場面2

似た時間の10日(現地時間)モーターショーが開催されていた米デトロイトのコボ(Cobo)展示センター。 今年1年間の自動車産業のトレンドが分かるここで、SKイノベーション(SKエナジーの資源開発親会社)の具滋栄(ク・ジャヨン)社長が世界3位の自動車部品会社である独コンティネンタルのエルマー・デーゲンハート会長と手を握った。 電気自動車用バッテリー事業の提携で合意したのだ。 具社長は「SKがすでに確保したバッテリーセル技術をコンティネンタルの技術と結合し、電気自動車市場を狙った事業を本格化する」と強調した。

「輸入した原油を精製し、その製品を販売して収益をつくりだす」という製油会社の営業公式が崩れつつある。 キム・ジョンスSKイノベーション常務は「未来型エネルギー事業に事業領域を拡張しながら、ポートフォリオを多様にし、いわゆる‘産油国リスク’を最小化するというマクロ戦略」と述べた。 特に二次電池事業と太陽光事業に会社が情熱を注いでいる。

SKイノベーションは電気自動車バッテリー生産ラインを増設し、今年600Mwh規模の工場を確保して量産に入る。 電気自動車3万台以上に供給できる規模だ。 同社は昨年7月、現代(ヒョンデ)車グループ初の高速電気自動車「ブルーオン」に続き、最近発表した起亜(キア)車の電気自動車「レイEV」に入るバッテリー生産会社に指定された。



二次電池・太陽光 … 新しい“油”を探す韓国製油会社 (2)

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