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仁川沖のタンカー爆発で5人死亡…船体が真っ二つに=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
4200トン級の原油運搬船が海上で爆発し、5人が死亡、6人が行方不明となった。15日午前8時5分ごろ、仁川市甕津郡(インチョンシ・オンジングン)の紫月島(チャウォルド)から北側3マイルの海上を航行していた原油運搬船「ドゥラ3号」で大きな爆発が起きた。

この爆発で船体は真っ二つになり半分ほど沈み、イ・ジンスさん(20)ら5人が死亡、ユ・ジュンテ1等航海士(52)ら6人の行方がわからなくなった。アン・サンウォン船長(57)ら5人は出動した海洋警察の警備艇に救助された。

事故を起こした船には韓国人船員11人とミャンマー人船員5人の16人が乗っていた。


アン船長は、「事故の瞬間『ドン』と大きな轟音とともに操舵室の窓ガラスがすべて壊れる衝撃があり瞬間的に床にうつ伏せになった。気がつくと船体の中間部分が割れて浸水していた」と話した。

事故原因は船体内部の油蒸気による爆発である可能性が大きいと警察はみている。アン船長は「当直者を除いた船員11人が油類貯蔵タンクで残量除去作業に入って20~30分で爆発が起きた。操舵室など船尾にいた5人は無事だった」と伝えた。

また「現時点では外部要因による爆発よりは、油蒸気に静電気が飛んで爆発した可能性が大きい」と話した。事故船舶が所属するドゥラ海運関係者も、「ドゥラ3号が油類タンクの中に残っている油蒸気を抜く過程で事故を起こしたとみられる」と話した。船体が割れたため船尾の生存者が救助のために船首側に接近できなかったことも行方不明者が増えた一因とみられる。

ドゥラ3号は忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)の大山(テサン)港でガソリン6500トンを載せて仁川港に到着し、14日までSK埠頭で荷役をした後、この日午前6時30分に仁川港を出港して大山港に戻る途中だった。

事故船舶にはC重油80トンと軽油40トンの燃料油が積まれていたが船尾の油類タンクは破損せず海上に油は流出しなかった。



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