問題はイラン核問題の解決自体が容易ではないという点だ。イランは国際法が認めている平和的なウラン濃縮を自国の主権的権利とし、絶対に放棄しないと強調している。一方、米国と西側は莫大な石油資源を保有するイランが原子力発電をするというのは軍事的目的の核開発だと反論している。‘ならず者国家’イランの核開発が世界の平和を脅かすというのが西側の論理だ。
すでに数年前から米国と欧州はイランと交渉してきたが、成果は上がっていない。国連安全保障理事会も06年12月からすでに4度もレベルを高めながら対イラン経済制裁決議案を出したが、効果はあまり出ていない。現在、イラン産石油輸入禁止措置を含む米国主導のイラン経済制裁に欧州連合(EU)・日本などが参加している。しかし中国・ロシアなどがこれに呼応せず、これも機能していない。むしろ中国は‘漁夫の利’でEU・日本などが撤収したイラン市場を独占しようとしている。
【時論】イランは韓国の敵でない(2)
すでに数年前から米国と欧州はイランと交渉してきたが、成果は上がっていない。国連安全保障理事会も06年12月からすでに4度もレベルを高めながら対イラン経済制裁決議案を出したが、効果はあまり出ていない。現在、イラン産石油輸入禁止措置を含む米国主導のイラン経済制裁に欧州連合(EU)・日本などが参加している。しかし中国・ロシアなどがこれに呼応せず、これも機能していない。むしろ中国は‘漁夫の利’でEU・日本などが撤収したイラン市場を独占しようとしている。
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