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「祖母が慰安婦」中国人が日本大使館に火炎瓶投げる=ソウル

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
8日午前8時ごろ、ソウルの日本大使館前。黒いコートを着た中国人の男はリュックサックを歩道の自転車置き場の前に下ろした。白いTシャツには赤い字で「謝罪」と書かれていた。男はリュックに入った火炎瓶11個のうち4個を取り出し順に大使館に向かって投げ始めた。2個は塀に、2個は大使館の建物に当たった。警備勤務中だった警察に取り押さえられた男は、「祖母が日帝強制占領期間当時に慰安婦として動員された韓国人だ。日本の首相は慰安婦問題に謝罪すべきだ」と主張した。

鍾路(チョンロ)警察署はこの日、日本大使館に火炎瓶を投げた容疑(火炎瓶使用などに関する法律違反)で男を取り調べていると明らかにした。男は中国・広州出身で、心理治療専門医師として活動していると明らかにされた。男は昨年10月3日に日本の地震被害者を支援するため日本に入国し、2カ月にわたり奉仕活動をした後、12月26日に観光ビザで韓国に入ってきたことがわかった。男は「昨年12月初めに日本の野田佳彦首相が慰安婦問題議論を拒否したことに腹が立ち火炎瓶を投げた」と述べた。

男は警察での取り調べで、自身が昨年12月末に靖国神社にも火を付けたと主張した。昨年12月26日午前4時10分ごろに東京の靖国神社の門で火災が起きた。当日午前に男は韓国行きの飛行機に乗った。男は「1985年に忠清南道公州(チュンチョンナムド・コンジュ)で死去した祖母の遺骨が大邱(テグ)にある。祖母の足跡をたどるため韓国を訪問した」と供述した。


警察は男の家族関係と出入国記録などを追加調査した上で拘束令状を請求する方針だ。警察関係者は「韓日中の外交関係にも微妙な波紋を起こしかねない事案なので慎重に処理するだろう」と話した。



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