韓国政府、韓牛買い上げせず…「市場原理を通す」

2012.01.07 09:32

韓牛（韓国産牛）の価格は下落しているが、農林水産食品部（農食品部）は人為的に価格を支えないことにした。

イ・ヤンホ農食品部食品産業政策室長は６日、「韓牛の価格安定は原則的に市場原理を通してしなければならない」とし「政府の買い上げよりも割引販売など消費促進のほうが効果が大きい」と述べた。

韓牛を買い取っても長期間備蓄が難しく、結局は国内市場に放出されるうえ、冷凍販売をすれば品質の評判も悪化するという理由からだ。韓国政府は通貨危機当時の９７－９８年、２１万頭の牛を買い上げたが、牛の価格下落は続いた。

イ室長は「今回の牛価格の下落は飼育頭数の増加によるもので、牛肉輸入とは別の問題」と説明した。韓牛のほぼ半額で販売される輸入牛肉市場は韓牛市場と競争関係にないということだ。