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「金正日の死去に冬眠中のクマも泣いた」…北の偶像化が佳境へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓を守るという北朝鮮が、最近、連日のように偶像化に動物を動員している。 最も多いのは鳥だ。 最近、労働新聞など北朝鮮官営メディアは、金正日総書記の死後、フクロウが悲しそうに鳴き、ワシが集まったなど奇異な自然現象が起きた、と報じた。 5日の労働新聞にはクマまでが登場した。 冬眠をしていたクマが突然目覚めて鳴いたということだ。

この日の労働新聞は、金正日が最近訪れた大興(デフン)青年英雄鉱山の労働者が悲報を聞いて弔意を表す時、3頭のクマが道路に現れ、悲しそうに鳴いた、と伝えた。 母クマ1頭と子グマ2頭だったが、それらしき目撃談を伝えながら「洞窟の中で眠るクマが人が行き来する真昼に、敬愛なる将軍様が通られた道路に現れ、大きな声で長いあいだ鳴いたのは非常に珍しい現象」と強調した。

鳥の異常な動きも見られたと伝えた。 労働新聞は「慈城郡シンプン里では早朝から、金正日総書記のモザイク壁画の上空に突然100羽を超えるカササギが飛んできた。名川(ミョンチョン)地区の炭鉱周辺でも数十羽のカササギが飛んできて2時間ほど休まずに鳴いた」と報道した。


この日、労働新聞は「鳥は人が近づいても動かなかった。 よく見ると、鳥が木の枝をしっかりと握りながら固まってしまった」とし「後に分かったが、民族大国葬の悲報が伝えられた日の晩からそうだった」と伝えた。 神話に登場するような内容の記事は、労働新聞の社会面に掲載された。

金晋希(キム・ジンヒ)記者



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