畜産農民のデモが5日、全国で行われた。高速道路の出入り口では牛の群れをつれて青瓦台(チョンワデ、大統領府)に行くという農民と警察が衝突した。農民は「飼料の価格は上がる一方、牛の価格は落ちた」として政府の対策を要求した。「子牛の価格は犬の価格と同じ50万ウォン(約3万3000円)」と書かれたピケットも登場した。
農家の気持ちも分かる。生後4、5カ月の小牛の平均価格(92万ウォン)は6カ月間でほぼ半分に落ちた。韓米自由貿易協定(FTA)で輸入牛肉価格がさらに落ちるだろうという憂慮も農民の不安につながった。
牛の価格急落の原因は供給過剰のためだ。畜産農家にも責任があるということだ。08年のBSE(牛海綿状脳症)事態後、韓牛の価格は上がり続け、高くて食べられないほどだった。農家は牛を増やした。お金になるからだ。
牛飼育頭数は昨年半ば、300万頭を超えた。適正飼育頭数は最大でも270万頭。供給過剰に口蹄疫事態が重なり、昨年、牛の価格は1頭当たり100万ウォン以上に落ちた。育てるほど損害が出る状況になり、子牛の価格がまず暴落したのだ。
農民は叫んでいるが、消費者は冷めた目で見ている。牛肉価格の下落がそれほど実感できないからだ。下がるのは下がった。農協によると、1等級カルビは昨年1年間に37%、1等級プルコギは10%落ちた。
ところがこの6カ月間は大きな変化がない。口蹄疫の影響が薄れて消費も増えたからだ。牛肉用の牛(600キロ雌牛)の4日の全国家畜市場平均価格は369万ウォンだった。6カ月前に比べて2%下がっただけだ。このため消費者が肌で感じている牛肉価格は下がっていない。
さらに牛肉価格のうち流通コストが占める比率は40%に達する。原油価格の上昇などで流通コストは上がった。1等級ヒレ肉はこの6カ月間に価格(500グラム)がむしろ2000ウォン上がった。飲食店はそれ以上だ。賃借料と燃料費、他の食材料の値上がりなどを理由に価格を下げていない。飲食店で牛肉を食べて支払う金額のうち、肉の原価が占める割合は30%にすぎない。
「子牛が犬と同じ値段」というが…牛価格暴落の真実は(2)
農家の気持ちも分かる。生後4、5カ月の小牛の平均価格(92万ウォン)は6カ月間でほぼ半分に落ちた。韓米自由貿易協定(FTA)で輸入牛肉価格がさらに落ちるだろうという憂慮も農民の不安につながった。
牛の価格急落の原因は供給過剰のためだ。畜産農家にも責任があるということだ。08年のBSE(牛海綿状脳症)事態後、韓牛の価格は上がり続け、高くて食べられないほどだった。農家は牛を増やした。お金になるからだ。
牛飼育頭数は昨年半ば、300万頭を超えた。適正飼育頭数は最大でも270万頭。供給過剰に口蹄疫事態が重なり、昨年、牛の価格は1頭当たり100万ウォン以上に落ちた。育てるほど損害が出る状況になり、子牛の価格がまず暴落したのだ。
農民は叫んでいるが、消費者は冷めた目で見ている。牛肉価格の下落がそれほど実感できないからだ。下がるのは下がった。農協によると、1等級カルビは昨年1年間に37%、1等級プルコギは10%落ちた。
ところがこの6カ月間は大きな変化がない。口蹄疫の影響が薄れて消費も増えたからだ。牛肉用の牛(600キロ雌牛)の4日の全国家畜市場平均価格は369万ウォンだった。6カ月前に比べて2%下がっただけだ。このため消費者が肌で感じている牛肉価格は下がっていない。
さらに牛肉価格のうち流通コストが占める比率は40%に達する。原油価格の上昇などで流通コストは上がった。1等級ヒレ肉はこの6カ月間に価格(500グラム)がむしろ2000ウォン上がった。飲食店はそれ以上だ。賃借料と燃料費、他の食材料の値上がりなどを理由に価格を下げていない。飲食店で牛肉を食べて支払う金額のうち、肉の原価が占める割合は30%にすぎない。
「子牛が犬と同じ値段」というが…牛価格暴落の真実は(2)
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