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勉強はできても社会性は最下位の韓国…校内暴力が社会問題に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル・淑明(スクミョン)女子大学付設乳児院で3日、子どもたちが出て他人を理解する「反偏見プログラム」状況劇をしている。

「生きていればさらに不孝をすることになりそうです…先に行って100年でも1000年でも家族を待ちます」。

友人らからいじめに遭った大邱(テグ)の中学生は、「ママ、パパ、愛してる!!!」で終わる遺書を残し命を絶った。ラジオ線を首に巻いて引っ張られ、落ちているごみを拾って食べろという暴力に苦しめられながらも中学生は両親や教師に助けを乞うことができなかった。報復が恐ろしかったのだ。

青少年暴力予防財団によると、小中高生の57%が暴力にあってもだれにも言わず、62%は暴力を見ても知らないふりする(2010年・3560人を調査)。加害学生の63%はいじめる理由として「いたずら・理由はない」を挙げた。韓国の学生は経済協力開発機構(OECD)加盟国で学業達成度1~4位と最上位圏だ。これに対し国際教育到達度評価学会(IEA)が2009年に行った世界の中学2年生調査では、他人と混じり合って生きる「社会的相互作用力」が36カ国中で最下位だった。勉強はうまくするが社会性は底だ。


校内暴力が起きる度に国中が沸きかえったが変わっていない。中央日報は教師18万人が会員となる韓国最大の教員団体韓国教総、学校を愛する父兄の会などとともに「ストップ!校内暴力-三輪汎国民運動」を掲げる。学校・家庭・社会の3つの車輪が有機的にハーモニーを構成して校内暴力を追放しようという意味だ。いつ、どこででも校内暴力を見れば「ストップ!」と叫ぶ人格教育など多様な代案も提示する。



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