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【社説】北朝鮮、対南非難にしがみつく時ではない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
さらに一部専門家らは、「北朝鮮だけの独特の逆説的話法が駆使されたもの」という意見まで出している。実際に北朝鮮は過去にも内部的な困難がある時ごとに対南強硬姿勢を見せ内部の結束を固めるのに活用したケースが多い。17年前の金日成(キム・イルソン)死去当時が代表的事例だ。その時も北朝鮮は韓国政府の「弔問不許可」の立場をめぐり難癖をつけ相当期間対南強硬姿勢を緩めなかった。当時の北朝鮮は数年にわたるいわゆる「苦難の行軍」という建国以来最悪の体制危機に陥っていた。

北朝鮮の激しい非難にもかかわらず、むしろ「北朝鮮の安定回復を望む」と明らかにした韓国政府の立場はこの20年余りの経験を基にしたものと評価することができる。統一部は新年共同社説に「対話」や「協力」という単語がなく対南非難のトーンを高めたとして、北朝鮮の立場が大きな枠組みで変わったものはないとの評価を出した。「戦術的な形態」にすぎないというものだ。北朝鮮の対南攻撃にもかかわらず、新年の南北関係見通しを暗く見る必要はないことを示唆する。韓国政府の慎重な接近は評価に値する。転換期にある北朝鮮が1日も早く韓半島の平和と安定を高める方向に立場を変えるように待つという意志表示だ。

だとしても北朝鮮の姿が荒っぽいことだけは明らかだ。葬儀が終わるやいなや悪口から始めたのがそうだ。厳しい立場ならば助けてくれと言うなり、それが嫌ならば静かにしていればようのではないか。

【社説】北朝鮮、対南非難にしがみつく時ではない(1)

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