金文洙(キム・ムンス)京畿道(キョンギド)知事
現在ツイッター、フェイスブックなどソーシャルネットワークサービス(SNS)では金知事とオバマ米大統領を比較する書き込みが載っている。9月に米政府はアフガニスタン派兵軍だった予備役ダコタ・マイヤーに米国最高武功勲章の名誉勲章を授与することを決めた。2009年にアフガニスタンで危機にさらされた36人の同僚を救助し、4人の遺体を収容した功績を認めたのだ。このニュースを伝えるためにオバマは建設労働者として勤務中のマイヤーが仕事をしている会社に直接電話した。だが、マイヤーは「いまは勤務時間で電話を受けられない。没頭して仕事をしなければ給料を受ける資格はない」と話し、「昼休みには通話が可能だからその時に電話してほしい」と話した。オバマは昼休みまで待った後にマイヤーと通話をすることができた。勲章授与式があった日、オバマはマイヤーに「私の電話を取ってくれてありがたかった」と笑った。「大統領と一緒にビールを飲みたい」というマイヤーの願いも聞き入れた。
ネットユーザーはこのエピソードで遠回しに金知事の態度を批判している。彼らは「金文洙見ているか」「オバマは賞を与えたが金文洙は懲戒を与えた」「これがまさに金文洙とオバマの差」などと書き込まれている。当時の119状況室の通話内容が公開されるとネットユーザーの反応はより一層強まった。現在各種ポータルサイトには問責された消防隊員2人の懲戒撤回を求める署名運動が広がっている。
兪惠銀(ユ・ヘウン)リポーター
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