野田佳彦日本首相が温家宝中国首相の招請を受け、２５日に１泊２日の日程で中国を訪問した。野田首相はこの日、北京で温首相と会談した。

今回の会談は、北朝鮮の金正日（キム・ジョンイル）総書記の死去発表（１９日）後に行われ、韓半島情勢が主要議題になった。野田首相は会談の冒頭から北朝鮮問題を取り上げたと、日本のＮＨＫは伝えた。

野田首相は会談後、記者団に対し、「６カ国協議の議長国である中国と緊密な協力を確認したことには大きな意味がある」と強調した後、「韓半島の非核化、平和と安定は、両国だけでなく、関係国共通の利益であるだけに、適切に対応していこうと確認した」と述べた。


これに対し温首相は「韓半島の平和と安定を維持するために積極的に努力しよう」と述べ、原則的な立場を表明したと、国営中国中央放送（ＣＣＴＶ）が報じた。ＣＣＴＶは温首相が「韓半島で平和と安定を維持するのが各国の利益に合う」とし「交渉を通して問題を解決しよう」と明らかにした、と伝えた。

またＣＣＴＶは、温首相と野田首相が韓半島の平和と安定のために、北朝鮮の核問題をめぐる６カ国協議の再開を推進するという立場で一致したと報じた。

８月の就任後初めてとなる訪中を契機に、野田首相は２６日には胡錦濤国家主席、全国人民代表大会（全人代）の呉邦国常務委員長（国会議長に該当）にも会う予定だ。



日中首相、韓半島の安定維持に共感（２）