北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺体はどのように永久保存されるのか。
遺体保存処理は英語でエンバーミング(embalming)という。「バルサム(balsam、針葉樹から出る粘り気のある液体)を入れる」という意味だ。
乙支(ウルチ)大学葬礼指導学科のファン・ギュソン教授は「永久保存のためには保存液のバルサム香液が入った水槽に遺体を浸す必要がある」とし「保存液にはバルサムと各種防腐・香物質などを混ぜる」と説明した。しかし具体的な混合比率は保存会社のノウハウであり、外部には公開されていない。
ファン教授は「作業時間の短縮のために動脈を切開し、保存液を直接入れる方法もあるが、遺体を傷つけることになるため、これは採択されないと思われる」とし「その方法ではなく、保存液が遺体に徐々に染み込むようにする方法が有力だ」と述べた。
この場合、作業完了まで8-12カ月かかる。脳や内蔵は保存液が染み込みにくく腐敗が早いため、別に処理するのが一般的だ。切開部位は縫い合わせ、顔を除いた他の部位は包帯や皮で覆う。大衆公開を考慮して顔にはメーキャップをし、目はたいてい人造眼球に変える。一言で「ミイラ」を作るということだ。
こうした過程をすべて踏んでも、空気が完全に遮断された密閉空間に遺体を入れない限り、腐敗や酸化は防げない。このため随時、遺体に保存液を塗り、毎年1、2回は保存液に浸す維持作業をしなければならない。
遺体永久保存技術はロシア(生物構造研究センター)が進んでいる。
金日成(キム・イルソン)、レーニン、ホーチミン、毛沢東の遺体を永久保存処理するなど、世界最高技術を保有する。金正日も1994年、ロシア側の専門家7人を招聘し、金日成の遺体をミイラにした。当時100万ドルかかり、その後の維持費用も年間80万ドルにのぼると推測される。金正日の遺体処理にもロシア技術陣が参加する見込みだ。
高麗(コリョ)大医大のキム・ハンギョム教授(病理学)は「レーニン、スターリンの遺体保存初期に問題が発生し、関連技術者らが処刑されたこともある」とし「腐敗を停止させること以外にも、温和な表情や張りのある皮膚づくりなど、相当な技術力が必要だ」と話した。
遺体保存処理は英語でエンバーミング(embalming)という。「バルサム(balsam、針葉樹から出る粘り気のある液体)を入れる」という意味だ。
乙支(ウルチ)大学葬礼指導学科のファン・ギュソン教授は「永久保存のためには保存液のバルサム香液が入った水槽に遺体を浸す必要がある」とし「保存液にはバルサムと各種防腐・香物質などを混ぜる」と説明した。しかし具体的な混合比率は保存会社のノウハウであり、外部には公開されていない。
ファン教授は「作業時間の短縮のために動脈を切開し、保存液を直接入れる方法もあるが、遺体を傷つけることになるため、これは採択されないと思われる」とし「その方法ではなく、保存液が遺体に徐々に染み込むようにする方法が有力だ」と述べた。
この場合、作業完了まで8-12カ月かかる。脳や内蔵は保存液が染み込みにくく腐敗が早いため、別に処理するのが一般的だ。切開部位は縫い合わせ、顔を除いた他の部位は包帯や皮で覆う。大衆公開を考慮して顔にはメーキャップをし、目はたいてい人造眼球に変える。一言で「ミイラ」を作るということだ。
こうした過程をすべて踏んでも、空気が完全に遮断された密閉空間に遺体を入れない限り、腐敗や酸化は防げない。このため随時、遺体に保存液を塗り、毎年1、2回は保存液に浸す維持作業をしなければならない。
遺体永久保存技術はロシア(生物構造研究センター)が進んでいる。
金日成(キム・イルソン)、レーニン、ホーチミン、毛沢東の遺体を永久保存処理するなど、世界最高技術を保有する。金正日も1994年、ロシア側の専門家7人を招聘し、金日成の遺体をミイラにした。当時100万ドルかかり、その後の維持費用も年間80万ドルにのぼると推測される。金正日の遺体処理にもロシア技術陣が参加する見込みだ。
高麗(コリョ)大医大のキム・ハンギョム教授(病理学)は「レーニン、スターリンの遺体保存初期に問題が発生し、関連技術者らが処刑されたこともある」とし「腐敗を停止させること以外にも、温和な表情や張りのある皮膚づくりなど、相当な技術力が必要だ」と話した。
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