韓国野球委員会(KBO)から来年のハンファ入団が承認された朴賛浩(パク・チャンホ、38)。朴賛浩が来年どんな投球をするかは、野球ファンの大きな関心事だ。全盛期の朴賛浩は韓国野球史で屈指の投手だった。剛速球と鋭く落ちるブレーキングボールで、米メジャーの強打者も圧倒した。しかし来年、朴賛浩の年齢は39歳。ハンファが望む先発陣の柱になれるかどうかは分からない。
最近の朴賛浩の投球に対して、最も近くで評価したのは日本プロ野球だ。日刊スポーツは、朴賛浩がオリックスのユニフォームを着てプレーした今年上半期に作成されたパリーグのある球団のスカウティングレポート内容を入手した。
日本プロ野球には「実績」を尊重する雰囲気がある。メジャーオールスターの経験を持ち、アジア人最多勝(124勝)をマークした朴賛浩は、スプリングキャンプ当時、多くの賛辞を受けた。オリックス捕手の日高剛はキャンプで朴賛浩とバッテリーを組んだ後、「これほど動きがいいボールは初めて」とインタビューで語った。
しかし実戦に入った後、他球団のスカウトの評価は冷静だった。スカウティングレポートでは、朴賛浩の球種に対して全体的に高い評点を与えなかった。
直球については制球を最も問題視した。「コントロールされていない。特にロケーションが全体的に真ん中に集まる」という評価が出てきた。ムーブメントについても「平均レベル」という評価だった。
朴賛浩の年齢を考慮すれば、この点は来年も心配される。全盛期はもちろん、06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)当時、朴賛浩は動きが大きいツーシームファストボールを投げて注目を浴びた。フォーシームであれツーシームであれ、直球が武器の朴賛浩にムーブメントの減少はよくない現象だ。
サークルチェンジアップに対する評価も良くなかった。朴賛浩が最もチェンジアップを誇ったのは09年のフィラデルフィア時代だ。前年のLAドジャースではチェンジアップをほとんど投げなかったが、09-10年にはチェンジアップ駆使率が10%台に高まった。スカウティングレポートは「チェンジアップが低く制球される」と評価した。しかしこれとともに「ボールの軌跡は打者をだませる程ではない」というコメントが続いた。
カットファストボールは「曲がる角度が鋭くない。ストライクゾーンから外れるボールが多い」と評価された。朴賛浩はメジャー時代の初期、トム・シーバー式の「剛速球-カーブ」の組み合わせを武器にした投手だ。後半はツーシームファストボール、カッター、チェンジアップを磨いた。この変化で08-10年は救援投手に変身して再起に成功したが、38歳の今年は当時ほどの球威が見られなかったということだ。
もちろんこの評価はあるスカウトの判断にすぎない。朴賛浩が日本で登板したのはわずか7試合。いろんな評価を受けるほど出場していない。しかし朴賛浩の球威に対する評価は、オリックス球団内でもそれほど高くはなかったとみられる。朴賛浩は5月22日の読売戦で無失点投球を見せたが、次の試合では3イニング1/3で6失点と振るわず、すぐに2軍降格となったのはその傍証だ。
一方、スカウティングレポートは「走者がいる時は二重動作に注意しなければいけない」という評価も出した。朴賛浩が日本式ボーク規定への適応に苦しんだ部分だ。
最近の朴賛浩の投球に対して、最も近くで評価したのは日本プロ野球だ。日刊スポーツは、朴賛浩がオリックスのユニフォームを着てプレーした今年上半期に作成されたパリーグのある球団のスカウティングレポート内容を入手した。
日本プロ野球には「実績」を尊重する雰囲気がある。メジャーオールスターの経験を持ち、アジア人最多勝(124勝)をマークした朴賛浩は、スプリングキャンプ当時、多くの賛辞を受けた。オリックス捕手の日高剛はキャンプで朴賛浩とバッテリーを組んだ後、「これほど動きがいいボールは初めて」とインタビューで語った。
しかし実戦に入った後、他球団のスカウトの評価は冷静だった。スカウティングレポートでは、朴賛浩の球種に対して全体的に高い評点を与えなかった。
直球については制球を最も問題視した。「コントロールされていない。特にロケーションが全体的に真ん中に集まる」という評価が出てきた。ムーブメントについても「平均レベル」という評価だった。
朴賛浩の年齢を考慮すれば、この点は来年も心配される。全盛期はもちろん、06年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)当時、朴賛浩は動きが大きいツーシームファストボールを投げて注目を浴びた。フォーシームであれツーシームであれ、直球が武器の朴賛浩にムーブメントの減少はよくない現象だ。
サークルチェンジアップに対する評価も良くなかった。朴賛浩が最もチェンジアップを誇ったのは09年のフィラデルフィア時代だ。前年のLAドジャースではチェンジアップをほとんど投げなかったが、09-10年にはチェンジアップ駆使率が10%台に高まった。スカウティングレポートは「チェンジアップが低く制球される」と評価した。しかしこれとともに「ボールの軌跡は打者をだませる程ではない」というコメントが続いた。
カットファストボールは「曲がる角度が鋭くない。ストライクゾーンから外れるボールが多い」と評価された。朴賛浩はメジャー時代の初期、トム・シーバー式の「剛速球-カーブ」の組み合わせを武器にした投手だ。後半はツーシームファストボール、カッター、チェンジアップを磨いた。この変化で08-10年は救援投手に変身して再起に成功したが、38歳の今年は当時ほどの球威が見られなかったということだ。
もちろんこの評価はあるスカウトの判断にすぎない。朴賛浩が日本で登板したのはわずか7試合。いろんな評価を受けるほど出場していない。しかし朴賛浩の球威に対する評価は、オリックス球団内でもそれほど高くはなかったとみられる。朴賛浩は5月22日の読売戦で無失点投球を見せたが、次の試合では3イニング1/3で6失点と振るわず、すぐに2軍降格となったのはその傍証だ。
一方、スカウティングレポートは「走者がいる時は二重動作に注意しなければいけない」という評価も出した。朴賛浩が日本式ボーク規定への適応に苦しんだ部分だ。
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