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李大統領の実兄が総選挙不出馬を表明

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李相得(イ・サンドゥク)議員が11日、来年の第19代総選挙への不出馬を宣言したあと、会見場を出ている。

韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の兄・李相得(イ・サンドゥク)議員(76、慶北浦項南区-鬱陵邑、6選)が11日、「第19代総選挙に出馬しないことを決めた」と明らかにした。

李相得議員はこの日午後4時30分、ソウル汝矣島(ヨイド)の党事務所で記者会見し、「党の刷新と和合に、わずかながらでも力になろうと思う」とし、このように述べた。総選挙には出馬しないものの、政治的に一定の役割をする可能性があるという余地を残したのだ。李議員が不出馬の決心を固めたのは1週間ほど前だったという。

李議員の決心が青瓦台(チョンワデ、大統領府)に伝えられると、李大統領は「弟のために難しい決定をしてくれた」という反応を見せたと、与党関係者が伝えた。これに関し、李議員は記者会見の直後、「大統領から『有難い決定をしてくれた』という言葉を聞いたか」という質問に対し、「私は(大統領から)何も聞いていないし、相談をしたこともない」と答えた。


この日の会見で李議員は「09年6月に政治不介入を宣言し、資源外交だけに専念すると発表した後、初めてこの場所に立った」とし「今ハンナラ党が大きな困難に直面しているが、生涯を一つの政党に献身し、党3役、最高委員まで務めた者として非常に胸が痛む」と語った。続いて「改めて、一人の補佐官のよくない行為で、国民の皆様にご迷惑をお掛けした点についてお詫びしたい」と述べた。

党内では李議員のパク・ベス補佐官(45)がSLSグループの李国哲(イ・グクチョル)会長(49、拘束起訴)から7億ウォンなど計8億ウォン(約5500万円)を受け取った疑いで拘束されたのが不出馬宣言の背景になったという観測が出ている。また検察捜査の過程で李議員の秘書2人を含む事務室の職員4人がパク補佐官のために2億ウォンほどをマネーローンダリング(資金洗浄)したことが分かった。検察の関係者らによると、ソウル中央地検特捜3部は最近、李議員の秘書2人がパク補佐官の口座に数千万ウォンずつ送金したことを確認し、パク補佐官の調査を行った。

また検察は11日、営業停止となった第一貯蓄銀行の柳東天(ユ・ドンチョン)会長(71、拘束起訴)から数億ウォンを受けた容疑で、金潤玉(キム・ユンオク)大統領夫人の親戚、金在ホン(キム・ジェホン)KT&G福祉財団理事長(72)を10日に呼んで調べたと明らかにした。



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