2006年12月、韓国の大手携帯電話メーカーのパンテック系列の朴炳ヨプ(パク・ビョンヨプ)副会長は会社の債権を持つ11の銀行関係者に会いこう話した。営業赤字が3357億ウォンという状況で、銀行を説得してワークアウト(企業再建手続き)に入るのははるか先に見えた。銀行は「たとえ私たちが合意しても多くの個人債権者をどのように説得するのか」と反問したという。朴副会長は私財を投げ打ち勝負の賭けに出た。その結果3カ月余りの負債償還猶予期間を得られ、個人債権者らを1人ずつ追いかけた。6人に会いに深夜0時ごろに仁川(インチョン)のカラオケ店まで行った話はまだ社員らの間に広く知られている。結局翌年4月にパンテックはワークアウトの承認を得た。朴副会長の賭けが通じたわけだ。
5年後、ワークアウト卒業を目前に朴副会長はまた勝負の賭けに出た。今回も通じたのか。朴副会長の辞任発表翌日の7日に産業銀行関係者は「債権団11行すべてがパンテックのワークアウト終了案に合意した」と明らかにした。
5年後、ワークアウト卒業を目前に朴副会長はまた勝負の賭けに出た。今回も通じたのか。朴副会長の辞任発表翌日の7日に産業銀行関係者は「債権団11行すべてがパンテックのワークアウト終了案に合意した」と明らかにした。
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