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韓国統一部長官、「南北の緊張レベルを低める対話チャンネル必要」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官。

韓国の柳佑益(リュ・ウイク)統一部長官が「南北の緊張レベルを低める、安定した当局者間の対話チャンネルが必要だ」と述べた。5日に行われた中央日報との単独インタビューでだ。

柳長官は南北関係の正常化に関し、「状況によって揺れ動いたり途切れたりするチャンネルではなく、安定的に維持されるチャンネルをつくるのが何よりも重要だ」とし、このように明らかにした。北朝鮮に事実上、南北高官級会談を提案したのだ。

しかし南北首脳会談推進説については「今は条件が整っていないうえ、私たちが首脳会談に南北関係の成敗をかけているわけではない」と否定した。


北朝鮮が韓国の政権が代わる来年まで対話に応じずに待つという見方に対しても、柳長官は否定的な意見を述べた。「次の政府は実体がない。必ず李明博(イ・ミョンバク)政権よりも対話しやすい相手になるのか、外交的な環境が今よりよくなるのかは分からない」という理由からだ。

続いて「私は大統領室長をした経験があるので分かる。あいさつするだけで4カ月かかった。米国など対外関係を調整し、組織を安定させた後、対北朝鮮政策など主要問題を始めるには1年半はかかる。現政権の残りの任期1年3カ月を含めて今後2年9カ月間、北朝鮮が南北関係と6カ国協議を先延ばししながら持ちこたえるには非常に長い歳月ではないだろうか」と反問した。

これとともに柳長官は「‘統営(トンヨン)の娘’申淑子(シン・スクジャ)さんと呉吉男(オ・ギルナム)さんの夫婦は70年代後半のドイツ留学時代、お互いよく知っていたので気の毒だ」とし「シンさんの母娘問題を越えて、包括的・政策的なレベルで拉致被害者と国軍捕虜問題を扱う汎部処対策委員会を年内に発足させる計画」と述べた。



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