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【コラム】‘裏切り者’韓国、台湾を見直すべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
台湾・台北訪問の初日だった先月27日、夕食のためにある韓国料理店へ行った。 現地の韓国人事業家の李社長と一緒だった。 ちょうどテレビでサムスン・ライオンズと台湾の統一ライオンズの野球の試合が行われた。 サムスンが勝っていた。 試合を見ていた李社長はこう語った。 「いっそのこと韓国が負ければいい」。

李社長の説明はこうだ。 野球は台湾の国民スポーツだ。 500元紙幣に野球団の絵が出るほどだ。 台湾人は野球だけは韓国に必ず勝ちたがっている。 しかしいつも負ける。 断交当時にあった韓国人に対する反感がよみがえる。 台湾テコンドー選手の失格がとんでもない反韓デモにつながったのと同じ脈絡だ。 現地で生活する李社長は、サムスンの勝利がまた反韓感情につながらないか心配している。

‘裏切り者’。 断交20年、彼らの胸の深いところには、今でも背信のしこりが残っている。 韓国は絶対に勝たなければならない相手だ。 ところが状況は違う方向へ向かっている。 台湾の所得水準は2000年代に入って韓国に逆転され、その差はどんどん広がっている。 サムスン電子・現代(ヒョンデ)自動車・ポスコなどグローバル企業を見れば、うらやましいという気持ちを越えて妬みが発動する。


しかしそれがすべてではない。 いま台湾では韓流ブームだ。 若者は少女時代に熱狂し、2NE1に歓呼する。 韓流ドラマは台湾有線テレビを掌握して久しい。 表面上では非難しながらも、内心は好きという愛憎の心理だ。 中国は脅威的な存在で、日本はあまりにも先を進み、東南アジア国家と仲良く付き合うには自尊心が傷つき…。 そのためにもっと韓国と友達になりたがる。



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