２年後には個人負債が１０００兆ウォンを超えるものとみられる。韓国銀行と金融業界が４日に明らかにしたところによると、個人負債は９月末現在８９２兆５０００億ウォンで過去最大を記録した後も急速に増加している。

第３四半期に個人負債が１６兆２０００億ウォン増えたのに続き、第４四半期も１５兆ウォン以上増加すると予想されている。今年増えた負債だけで６０兆ウォンを超えることになる。これまで個人負債の年間増加額が６０兆ウォンを超えたのは２００６年の６２兆３０００億ウォンと２０１０年の６７兆３０００億ウォンの２回だけだった。この速度ならば遅くとも再来年下半期には個人負債が１０００兆ウォンを超えるという見方が出ている。

個人負債が増え積立金を途中で解約する件数も増加している。昨年１２月に２万９０００件あったウリィ銀行の積立金中途解約口座は今年１０月には４万７８６６件と６５％急増した。２カ月以上保険料を払えず効力が喪失したり解約された件数も毎月４０万～５０万件に達する。このように個人負債が急増する原因としては高物価と実質所得の減少が挙げられる。