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【社説】与党議員秘書が選管サイトを攻撃するとは

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ソウル市長補欠選挙が行われた10月26日午前に2時間17分にわたり中央選挙管理委ホームページへのアクセスが不安定になった。DDoS攻撃を受けたためだ。これによって多くの有権者が大きな不便に見舞われた。投票所の位置や候補者情報、投票率現況などを調べるためにホームページにアクセスした有権者はなんの情報も得られずもどかしい思いをした。外にいた人たちは投票をあきらめなければならなかった。投票所の場所を検索できなかったためだ。選挙史上初の事件が発生するとすぐにデマが出回った。「選管委が投票率を低くするために仕掛けたもの」や「選管委は特定候補の選管委」という主張がツイッターなどを通じて広まった。こうした誤解のため選管委の信頼度はしばらく落ちたりもした。

選管委にサイバーテロを加えた犯人はハンナラ党の国会議員秘書であることがわかり衝撃を与えている。有権者の投票参加と選管委の公正な選挙管理を妨害しようとした者が与党議員秘書だとは本当に想像しにくいことだ。警察が犯人と目星をつけたコン某氏はホームページ製作業者を運営する知人のカン某氏らに選管委ホームページをまひさせるよう求め、カン氏らは200台余りのゾンビPCを動員して1秒間に263メガバイト容量の大量トラフィックを誘発するDDoSティドス攻撃を加えた。

彼らは選管委ホームページを攻撃すれば若い層の投票率を落とすことができ、ハンナラ党候補を助けられるとの考えからサイバーテロをしたものと考えられる。彼らの意図がどうであれ、選管委ホームページに対するDDoS攻撃は投票を妨害する行為で、民主主義を破壊する犯罪であり容認できない。警察は徹底した捜査で一点の疑惑もないようにしなければならない。コン氏を雇用したハンナラ党チェ・グシク議員やハンナラ党がこの事件と関連があるのか明白に糾明しなければならない。民主党が「ハンナラ党レベルで行われた組織的犯罪」として国会国政調査をしようと要求する状況だけに、少しの疑問も残さないよう捜査がしっかりとされなければならない。選管委は今後電算システムに対する保安システムを大幅に強化し再び弱点を見せることがないようにしなければならない。そしてデマを生産して伝播した人々はどれだけ無責任だったのか自ら反省しなければならないだろう。

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