女優のキム・アジュンが来年、セクシーコメディー映画「私のＰ．Ｓ．パートナー」（仮題）でスクリーンに復帰する。

映画とドラマの間で出演についての心労が多かったキム・アジュンは、最近、同作への出演を決心し、制作会社であるＣＪエンターテインメント側と口頭協議を済ませたことを明らかにした。２００６年、彼女の出世作となった「カンナさん大成功です！」以来、映画出演は実に６年ぶりとなる。

同作はビョン・ソンヒョン監督が演出を手がける。テレフォンセックスという刺激的な素材をユーモラスに扱っている。彼氏のいるヒロインが手違いで別の男性に電話をかけてしまい、恋人の間だけで交わされる秘密のテレフォンセックスで起きる騒動を描いている。露出シーンはないものの、テレフォンセックスという設定上、主人公の間でやり取りされる会話自体が“１９禁”レベル。オーラルセックスを連想させる表現も端々に登場する。しかし、コミカルでウィットに富む状況がこのような危険レベルをうまく避けている。


キム・アジュンは彼氏との関係が冷めていく中、テレフォンセックスで偶然出会った男性のヒョンスンと新しい恋愛を始める女性、ウンジョン役を演じる。「カンナさん大成功です！」以来、セクシーで愉快なキャラクターをまた見せてくれるものと期待されている。

しかしキム・アジュンのカムバックには越えるべき山が多い。人気タレントのカン・ホドンらとともに税金の申告漏れの疑惑が持たれて国税庁の調査を受けていたことが伝えられ、これまで積み上げてきたイメージに汚点を残したためだ。ツイッターを通じて謝罪したものの、形式はさておいてファンはさらに具体的な説明を求めている。また最近、所属事務所を移籍したことから、新天地への適応がうまくいくかも課題として残っている。