10年前にゴールドマンサックス資産運用のジム・オニール会長が名前を付けるまで彼らがこれだけ成長するとは誰も予想できなかった。ずっと世界経済の辺境にとどまるものと思われた。だが、10年後の現在、彼らは世界の経済覇権の中心に立っている。ブラジル、ロシア、インド、中国のいわゆる「BRICs」の話だ。
30日にBRICsという言葉が誕生して10年を迎えた。当時オニールが「BRICsは2050年までに米国・日本などG7を押しのけるだろう」という見通しを出した当時、「あまりに先を行きすぎている」という批判が支配的だった。2003年まで米国メディアはこの単語をほとんど使わないほどだった。ゴールドマンサックスのマーケティング手段とつけ込まれたりもした。だが、オニールの見通しは予想より速く現実に近づいた。BRICsはこの10年間で世界の国内総生産(GDP)成長率の36.3%を牽引し世界経済を主導している。2001年には世界のGDPに占める割合が8.3%だったが昨年は17.4%と2倍以上増えた。オニール自ら「とても過小評価した」と認めるほどの恐ろしい成長速度だ。
オニールは会社ホームページに上げた「ビューポイント」で、「BRICsのGDPの割合が最大14%程度まで上がるとみたが、現在は18~19%まで高まった。近い将来米国やEU(欧州連合)を追い越すだろう」と予想した。さらに、「今後10年間に12兆~13兆ドルほど成長するものとみられる。いまのBRICsと同規模の経済がもうひとつ作られることになる」と説明した。オニールはブラジル日刊紙とのインタビューでは、「国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)バスケットに中国元とブラジルレアルが含まれる、2020年までにBRICsからIMF総裁が出てくるだろう」とし、国際政治的影響力も強くなると予想した。
BRICsの名付け親「成長市場の次なる重要国は“韓国”」(2)
30日にBRICsという言葉が誕生して10年を迎えた。当時オニールが「BRICsは2050年までに米国・日本などG7を押しのけるだろう」という見通しを出した当時、「あまりに先を行きすぎている」という批判が支配的だった。2003年まで米国メディアはこの単語をほとんど使わないほどだった。ゴールドマンサックスのマーケティング手段とつけ込まれたりもした。だが、オニールの見通しは予想より速く現実に近づいた。BRICsはこの10年間で世界の国内総生産(GDP)成長率の36.3%を牽引し世界経済を主導している。2001年には世界のGDPに占める割合が8.3%だったが昨年は17.4%と2倍以上増えた。オニール自ら「とても過小評価した」と認めるほどの恐ろしい成長速度だ。
オニールは会社ホームページに上げた「ビューポイント」で、「BRICsのGDPの割合が最大14%程度まで上がるとみたが、現在は18~19%まで高まった。近い将来米国やEU(欧州連合)を追い越すだろう」と予想した。さらに、「今後10年間に12兆~13兆ドルほど成長するものとみられる。いまのBRICsと同規模の経済がもうひとつ作られることになる」と説明した。オニールはブラジル日刊紙とのインタビューでは、「国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)バスケットに中国元とブラジルレアルが含まれる、2020年までにBRICsからIMF総裁が出てくるだろう」とし、国際政治的影響力も強くなると予想した。
BRICsの名付け親「成長市場の次なる重要国は“韓国”」(2)
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