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韓国天文学者、“宇宙の神秘”をまたひとつ解明…英ネイチャー誌

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ガンマ線爆発想像図。外側に広がった赤い部分は、上の部分から浸透した中性子星が散らした星の大気で、内側の中央はヘリウムで形成された星の中心核と中性子星が衝突しながら(点線の部分)いくつかの物質がたばこの煙のように広がる姿(写真=米ソノマ州立大提供)。

イム・ミョンシン教授(左)、パク・スジョン教授(右)。

星は最後に一度爆発して一生を終える。これまで、星が超新星として爆発してブラックホールや中性子星になるか、白色矮星に変わるという2種類の死だけがあると知られてきた。超新星は老いた星が爆発しながら大きなエネルギーを発する現象、白色矮星は太陽程度の質量の星が死んでつくる天体をいう。しかし星が2度爆発して2度死ぬこともあるという事実が初めて明らかになった。

ソウル大物理天文学部のイム・ミョンシン教授(44)と慶煕(キョンヒ)大宇宙探査学科のパク・スジョン教授(44)研究チームを含む米国・スペインなど10カ国共同研究チームは、昨年12月25日に発見したガンマ線爆発(Gamma Ray Burst)の観測資料を分析し、こうした結果を30日に発表した。研究結果論文は英学術誌ネイチャー1日付に掲載された。

ガンマ線爆発とは、星が莫大な量のガンマ線の光を出しながら爆発する現象だが、普通は星が死ぬ時に発生する。これまで何度も観察され、持続時間は数秒から数分にすぎなかった。ガンマ線はX線や赤外線のように目に見えない光の一種。


地球から約43億光年離れた宇宙で今回の「ガンマ線爆発」が起きたのは昨年のクリスマスで、最初にその爆発を観測したのは米国のスウィフト衛星だ。米航空宇宙局(NASA)は「GRB 101225A」と名前を付けた。爆発直後、世界天文学者らは地上望遠鏡で爆発現場から出るX線・赤外線などを観測して分析に入った。韓国研究チームは独自で開発して米テキサス州マクドナルド天文台に設置した宇宙観測用カメラ「CQUEAN」で観測した。



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