現代（ヒョンデ）自動車グループの鄭夢九（チョン・モング）会長（７３）がアジアを代表する自動車最高経営責任者（ＣＥＯ）に選ばれた。

現代車グループは、鄭会長が米国の有力自動車専門誌オートモーティブニュースの「２０１１年自動車業界アジア最高のＣＥＯ」に２年連続で選ばれたと３０日、明らかにした。

オートモーティブニュースは鄭会長のほか、北米ではセルジオ・マルキオンネ・クライスラーＣＥＯ、欧州ではマルティン・ヴィンターコルン・フォルクスワーゲン（ＶＷ）グループ会長を最高ＣＥＯに選定した。３地域別の最高の自動車ＣＥＯは、オートモーティブの記者と編集者が１年間の経営成果に基づいて選ぶ。


オートモーティブニュースは「鄭会長は推進力を発揮し、現代車と起亜（キア）車を日本と米国のライバル会社が恐れるグローバル強者に育てた」とし「単に量を増やすのではなく、品質・技術力・デザインなどの分野に力を注ぎ、こうした成果を出した」と理由を明らかにした。

鄭会長は昨年も、グローバル企業が苦戦する中で市場シェアを増やし、ブランド認知度をさらに高めた点が認められ、オートモーティブニュースの「２０１０年自動車業界アジア最高のＣＥＯ」に選ばれている。