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韓国大手商社、米国で資源専門会社を買収

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムスン物産が買収した油田およびガス田。

サムスン物産商事部門が韓国石油公社とともに米国の石油・ガス専門会社のパラレルペトロリアムを買収した。買収額は8億ドルで、サムスン物産が株式の90%を、石油公社が10%を持つ。

サムスン物産は30日、「米国現地子会社と石油公社が29日に米テキサス州ミドルランドでパラレルを所有するPLLLホールディングスと株式100%を取得する契約を結んだ」と明らかにした。サムスン物産は今後一部株式の財務的投資家も誘致する計画だ。

1979年に設立されたパラレルはミドルランドに本社を置く陸上石油・ガス専門会社で、テキサス州とニューメキシコ州などに8カ所の油田と2カ所のガス田、3カ所の探査鉱区を持っている。1日の生産量は8000バレル、総埋蔵量は6900万バレルだ。6900万バレルは人口48万人余りの盆唐(プンダン)新都市の住民が約9年間使用できる量というのがサムスン物産の説明だ。パラレルは2007年に1億1600万ドル、2008年に1億8200万ドルの売り上げを記録した。


パラレルの買収はサムスン物産に最高水準の専門担当者ももたらした。

サムスン物産は、「今回の契約で陸上鉱区探査と生産分野で世界最高水準の技術力を持つ50人余りの専門担当者も確保した。これに伴い先進技術とノウハウを習得して資源開発分野の競争力をさらに向上できることになった」と話した。

サムスン物産関係者は今回の契約について、「先進市場の米国で資源ビジネス領域を拡大できる橋頭保を用意するという点で意味が大きい」と説明した。サムスン物産は2008年にメキシコ湾の鉱区を取得して米国資源生産市場に参入したが、これは海上鉱区で、権益も石油公社が持つ80%の4分の1にすぎなかった。これに比べパラレルの買収は生産が進行中の米国内の陸上鉱区への初めての進出の上、権益も90%でサムスン物産側が主導的に開発に乗り出すことができるという分析だ。



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