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サムスン、豪州で初のアップルに勝訴…“特許戦争”どうなる?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムスン電子がタブレットPCのデザイン特許をめぐるアップルとの豪州控訴審で勝訴した。今年4月にアップルとグローバル特許訴訟戦が始まって以来、サムスン電子の勝訴は初めて。

豪連邦裁は30日(現地時間)、サムスン「ギャラクシータブ10.1」の販売を禁止した一審の決定を覆し、サムスンの控訴を受け入れた。裁判所は「ギャラクシータブがアップルのタッチスクリーン特許を侵害したという証拠をアップルが十分に提示できなかった」と判決の理由を明らかにした。また「一審のギャラクシータブ販売差し止め決定は明らかに誤っている」と述べた。判事3人全員が同じ意見を出したと、ブルームバーグ通信など海外メディアは報じた。

先月13日、一審のエノベル・ベネット判事はサムスンのタブレットPCがiPadの特許を侵害したというアップルの主張を受け入れ、ギャラクシータブを豪州で販売することを暫定的に禁止した。当時サムスン電子は直ちに控訴したが、3カ月間、ギャラクシータブを現地で販売できない状況となった。


サムスン電子は「アップルの主張が妥当でないという点を確認した裁判所の判断を歓迎する」と明らかにした。サムスン電子は今回の豪控訴審の結果を意味ある勝利として受け止めている雰囲気だ。アップルが特許訴訟の武器とするデザインとユーザーインターフェース(UI)が主要争点の訴訟で勝ったためだ。

アップルと9カ国で30余件の訴訟をしているサムスン電子は今年9月以降、ドイツ・オランダ・豪州の裁判所で計5度も敗訴した。このうち4件はアップルがサムスンを相手にデザイン特許を問題視した訴訟だった。

ただ、アップルが上告する意向を明らかにしたことで、近く「ギャラクシータブ10.1の豪州販売が認められるか、それとも現地最高裁の最終判決が出るまで販売再開が猶予されるかは依然として不透明だ。



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