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<アジアシリーズ>韓国リーグのレベル、日本に近づいた

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

2011アジアシリーズを制した韓国サムスンライオンズの選手たち。

29日に台湾で終わったアジアシリーズは、韓日野球のレベルが分かる舞台だった。 韓国一のサムスン・ライオンズがこの日の決勝戦で日本一のソフトバンクを5-3で破り、アジアの頂点に立ったことで、韓日野球の差はまた縮まった。 アジア野球の第1人者を自負する日本としては、反省し緊張するに値する結果だった。

サムスンの柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督は優勝した後、「韓国が日本を越えたというよりも近づいた。こう表現したい」と述べた。 柳監督の言葉通り、まだ韓国野球が日本野球に追いついたとは言い難い。 しかし韓国野球の進化を日本に知らせたことには意味がある。

サムスンは決勝戦で日本野球に負けないほど細かな野球を見せ、日本最強のソフトバンクを退けた。 先発チャン・ウォンサムは正確な制球力でソフトバンク打者を抑え、ペ・ヨンソプはコンパクトなスイングで相手投手に食い下がった。


守備や選球眼、走塁プレーもソフトバンクに劣らなかった。 決勝戦には正捕手のチン・カプヨンとシン・ミョンチョルが抜け、パク・ハンイが1回裏にけがで交代したが、1.5軍の選手たちがその穴をよく埋めた。 「私たちも日本に勝てる」という自信を得たのがもう一つの収穫だった。

韓国野球は国家代表が対戦した08年北京オリンピック(五輪)と2度のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本に何度も勝っている。 最精鋭選手で代表チームを組んだ韓日戦はいつからか対等に戦っている。 しかしリーグ水準はまだ日本に比べて落ちるという評価が多かった。

8年間にわたり日本でプレーした李承ヨプ(イ・スンヨプ)は「柳賢振(リュ・ヒョンジン)級の投手は日本にもほとんどいない。 しかしエースの後ろの第2、3先発級の投手が日本には何人もいるのが大きな差だ。 気楽に対戦できる投手がいない」と話した。

日本野球は韓国野球よりも選手層が厚く、良い選手も多い。 その差がクラブ対抗戦のアジアシリーズで日本チームの4連続優勝につながった。

しかし07年と08年にSKが日本チャンピオンに一度ずつ勝ってリーグの差が縮まり、この日サムスンが優勝したことで、ついに日本チャンピオンとも勝負できるほどレベルが上がった。

秋山ソフトバンク監督は試合後、「優勝するために来たが、目標に届かなかった。 3日前のサムスンと今日のサムスンは完全に違った」と高く評価した。 現場で試合を見守った王貞治ソフトバンク会長も「韓国は強い。 確実に強くなった」と話した。



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