トニー・ブレア前英国首相(写真左)とエチオピアのメレス・ゼナウィ首相
「与える国」英国ブレア前首相
「韓国は低開発国のロールモデル…習うべきものが本当に多い国」
「アフリカガバナンスイニシアチブ」。ブレア前英首相が退任後主導しているアフリカのリーダーシップ構築プログラムだ。ブレア前首相は記者会見で、「貧しい国民を持つ“金持ち国”であるアフリカ各国政府の力量強化が援助の目標にならなければならない。アフリカのロールモデルはまさに韓国だ」と話した。以下は一問一答。
――アフリカの貧困国自立に最も大きな障害は。
「透明で信頼できる政府がまだなく、統治力が不足している点だ。資源大国だが国民が貧しい理由だ」
――韓国の役割は。
「援助を受けた国から与える国になった韓国は効率的な援助の成功事例だ。低開発国に教えることが本当に多い国だ。どのように成功的な国を作ったのか彼らは学びたがる。韓国のより大きな役割を期待する」
――最近の経済危機の影響はないか。
「難しい。予算圧迫が激しい。だから1ドルを使うにも効率的に使わなければならない」
――国民に対外援助を説得する論理は。
「援助はわれわれの未来のための長期投資だ。低開発国が自立すればわれわれの重要なパートナーになり、失敗すれば危険な存在となる」
――中国のアフリカ援助に批判もあるが。
「中国が今年1年でアフリカのインフラ構築に注ぎ込んだ金額は世界銀行が行ったものより多い。中国はアフリカで巨大な存在になった。経済発展は政治発展とともにしなければならない。(独裁政府を支援しているという非難を受ける)中国とこの問題をめぐって討論もしなければならないが協力もしなければならない」
ブレア前英首相「韓国は学ぶことが本当に多い国」(2)
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