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「金正日、延坪島挑発軍団長に特命」・・・韓国軍は緊張

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(69)と後継者の金正恩(キム・ジョンウン、27)が25、26の両日、異例にも西海(ソヘ、黄海)北方限界線(NLL)一帯の軍部隊を視察したのに続き、金総書記が新任の第4軍団長にある種の「特命」を下したという情報が入り、軍当局が緊張している。

金正日親子は西海延坪島(ヨンピョンド)攻撃(11月23日)からほぼ1年後の25日、北朝鮮軍第4軍団司令部を訪れた。第4軍団は昨年、3月に偵察総局とともに韓国哨戒艦「天安(チョンアン)」爆沈事件を起こし、11月には延坪島砲撃挑発を主導したところ。

金正日が昨年の延坪島攻撃直前、黄海道(ホァンヘド)ケモリ付近の大隊を訪問したことはあったが、黄海道の前方とNLL一帯を管轄する第4軍団司令部を訪れたのは今回が初めて。26日には第4軍団付近の空軍1016軍部隊を視察した。


韓国政府当局者は27日、「延坪島砲撃挑発からちょうど1年の23日、李明博(イ・ミョンバク)大統領が西北島嶼防衛司令部を訪問し、韓国軍が大規模な軍事訓練を実施したことへの対抗レベルとみられる」とし「最近、韓国軍が強力な報復意志を表しているのに関し、緊張度が高まった第4軍団の士気を高めるための動き」と分析した。

実際、韓国軍が大規模な軍事訓練を実施した23日、北朝鮮軍は一部の武器を防護できる場所に移し、兵力の移動をほとんどしないなど緊張した姿を見せたという。しかし当局は、金総書記が昨年この地域を訪問した直後に延坪島攻撃が行われたという点、今年9月末に天安・延坪島挑発の‘主犯’金格植(キム・ギョクシク)第4軍団長を交代させた後、新任の軍団長に‘特命’を下したという情報が確保され、注目している。

軍消息筋は「金格植の後任が誰かはまだ確認されていないが、空気浮揚艇を利用した西北島嶼奇襲占領など特殊戦兵力を投じた対南挑発ミッションが出されたという話がある」と伝えた。人民武力部副部長に異動したと伝えられた金格植前第4軍団長が、北朝鮮軍の特殊部隊を総括する暴風軍団長に就任したという話も出ている。

一方、北朝鮮は27日、「延坪島の火の海は数千倍の復讐の火の海に広がるだろう」と脅迫した。



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