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【社説】“催涙弾・金先東”の懲戒、なぜためらうのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
金議員は自分を安重根(アン・ジュングン)義士や尹奉吉(ユン・ボンギル)義士にたとえた。そうして批准反対違法デモの先頭に立った。民労党など進歩・左派勢力は彼を烈士として担いでいる。ツイッターには、彼を愛国志士としてほめたたえる文句が出回っている。ある世論調査では、金議員の行動を「単独処理を阻むための苦肉の策」と理解する意見が23%に達した。姜基甲(カン・ギカプ)民労党議員の“空中浮揚”事件に続き、金議員の乱暴な行動で韓国の国会は世界メディアの笑い者の種となった。にもかかわらず、韓国では少なくない勢力がこれをかばうという怪異な事が起っている。2008年、狂牛病キャンドルデモの時、反政権・反米勢力が警察と言論に対する暴力を支持・扇動したことと似ている 。


このような状況にもかかわらず、立法責任のある勢力が機嫌取りをしながら消極的に立ち振る舞っている。国会議長や国会事務処、ハンナラ党は金議員を告発しなかった。彼を検察に告発したのは右派市民団体だ。検察捜査と別に、金議員は国会倫理委に回さなければならない。それなのにハンナラ党は何の措置も取らなかった。国民が見ている前で、議会民主主義がひどく踏みにじられたというのに執権党は手を引いている。 朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長も議会秩序の維持という基本責務を果たしていない。




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