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「韓国型スパコンで世界トップ10をねらう」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国科学技術情報研究院(KISTI)スーパーコンピューターセンターのイ・ジス本部長(49)。

今年6月、世界科学技術界に一大事件が起きた。日本のスーパーコンピューター「京コンピューター」が世界最速のコンピューターに選ばれた。8年ぶりのトップ奪還だった。中国の「天河1A」は2位に落ちた。世界最速という栄誉をつかんでから6カ月ぶりだ。昨年世界1位だった米国のスーパーコンピューター「ジャガー」は3位に落ちた。「世界スーパーコンピュータートップ500」順位の集計を始めた1993年以来、最大の異変だった。

米国・日本・中国のスーパーコンピューター競争に注目している人がいる。04年から韓国科学技術情報研究院(KISTI)スーパーコンピューターセンターを率いるイ・ジス本部長(49)だ。イ本部長は91年にドイツ国立スーパーコンピューターセンターの研究員となり、20年間にわたりスーパーコンピューターの研究を続けてきた。

イ本部長は24日、大田(テジョン)KISTIで開かれた記者懇談会で、「日本の京コンピューターより演算速度が3倍速いスーパーコンピューターを2015年までに構築する計画」と明らかにした。他国のスーパーコンピューターの性能も発展することを考慮し、2015年に世界10位以内に入るという目標だ。


現在、韓国スーパーコンピューター順位は30位圏外。気象庁が保有するスーパーコンピューター「ヘダム」と「ヘオン」はそれぞれ31位、32位で、KISTIの「スーパーコンピューター4号機」は37位。

イ本部長は最近のスーパーコンピューター競争で目を引く点に中国の浮上を選んだ。中国は2位と4位に入り、トップ10に2つも入った。00年代初期、トップ500目録に一つも含まれていなかった点を考えると飛躍的な発展だ。イ本部長は「中国はスーパーコンピューター保有台数で04年に韓国を抜き、09年には日本を超えた」とし「これを土台に政府が全幅的な支援をし、昨年は演算速度で世界1位になった」と説明した。

プライドが傷ついたものの、スーパーコンピューターの核心競争力は依然として米国にあると、イ本部長は説明した。



「韓国型スパコンで世界トップ10をねらう」(2)

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