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<野球アジアシリーズ>ソフトバンクの戦力空白、サムスンには負担

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

秋山幸二ソフトバンク監督。

アジアシリーズでサムスンと優勝を争う日本チャンピオンのソフトバンクが、多く主戦選手が抜けたチームでアジアシリーズに臨む。これがサムスンにとってはむしろ大きな負担となる。なぜか。

ソフトバンクは23日、アジアシリーズに参加する4チーム監督の記者会見に先立ち、28人の出場選手名簿を公開した。数人の核心選手の名前が見えなかった。

投手陣の空白が特に大きい。今年16勝で防御率1.51をマークした左腕エースの和田毅、防御率1.94のもう一人の左腕・杉内俊哉、そして今季19勝で最多勝となったデニス・ホールトンが、大会前の予想通り抜けた。さらにダブルストッパーとして計38セーブを挙げたブライアン・・ファルケンボーグと馬原孝浩も台湾に来なかった。


ダック・メティス、ジャスティン・ジョマノ、チャ・ウチャン、ユン・ソンファンの4人の先発投手とブルペン投手のアン・ジマンが抜けたサムスンと似ている。

ソフトバンクは打線も抜けている。日本シリーズMVPの小久保裕紀とベテランの松中信彦がけがで日本に残った。2人は今年22本塁打、84打点を生み出し、中心打線を支えた打者。

サムスンよりもソフトバンクの戦力空白が大きいとみられる。秋山幸二ソフトバンク監督は「数人の主戦選手がけがのため参加できなくなった。多くの選手が抜けて緊張している」と述べた。

日本は歴代4度のアジアシリーズで一度も優勝を逃していない。05年から08年まで千葉ロッテ、日本ハム、中日、西武が順に優勝トロフィーを手にした。ソフトバンクも今大会で有力な優勝候補と評価されている。戦力の空白があるとはいえ、優勝を逃せば恥となる。

逆にサムスンにとっては絶好の優勝チャンスとなる。一方で負けてはいけないというプレッシャーもはるかに高まった。アジアシリーズはチーム間の対決だが、リーグのプライドをかけた国家対抗戦の性格を帯びている。

客観的な戦力でサムスンが劣勢という意見が多いが、ある程度の競技力を見せてこそ体面を保てる。エース3人と抑え2人、中心打者が抜けたソフトバンクに大敗すれば、逆に恥をかくことになる。

ソフトバンクの主力選手欠場に関し、サムスンのあるコーチは「下手な試合をすればひどく非難される。私たちも選手が抜けているが、向こうも多くの選手が抜けた。言い訳はできない。気をしっかりと引き締めなければいけない」と話した。



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