ドイツの(株)クカと米国BOT&DOLLY(株)が共同開発した「ルシル」。直径30センチの球型のスクリーンをロボットの先に付着し、各種映像を見せてくれる。観覧客の顔を透写したり、映画や広告の動画を上映できる。方向を調節することができ、他の産業用ロボットにも装着させることができる。
① 日本の川崎重工業の“合体ロボット”。胴体ロボットに両腕にあたる腕ロボット2台を取り付けることができる。特別なラインを連結しなくても、合体さえすれば互いにつながることができ、物を持ったり動いたりできる。② 日本の経済産業賞のロボット大賞で最優秀中小・ベンチャー企業賞を受けた前川電気の豚もも部位自動除骨ロボット「HAMDAS-R」。X線で肉の中の骨の形と大きさを判断し、肉だけ残して骨取り除く。職人の領域にロボットが侵入した。全体ロボットラインは12メートル、高さ3メートルに4台のロボットが共同で作業する。1時間あたり500の肉塊を処理する。③ 米国企業の「ギターを弾いて歌を歌うロバ」。約2メートルの大きさのロバが、人と同じように自然かつ躍動感のある様子を見せてくれている。ギターを弾いて、頭を揺らしながら歌を歌う。目玉なども動く。
アニメーション(動作)とエレクトロニクス(ロボット)が結合した「アニマトロニクス(Animatronics)」が人目を引いた。見た目のいい外形で、需要者の要望に合わせたサービスロボットもいくつも展示されていた。
豚肉から骨を取り出してくれるロボット … 東京国際ロボット展を見て回ると(2)
この記事を読んで…