問題はどんな戦略とプログラムを持って中国との交渉に臨むかだ。FTAは締結そのものが目的ではないからだ。できるだけわれわれに有利な結論を引き出さなければならない交渉なら、最大限緻密な戦略が必要だ。この点で、中国が韓日中FTAを提案した背景をよく見てみる必要がある。当然、米国のためだ。中国を牽制するために米国がアジアに対する影響力を強化しており、その手段の一つが環太平洋経済連携協定(TPP)だというのが中国の認識だ。
このような中、最近、日本がTPPへの参加を宣言した。韓米FTAが発効されれば、中国は北東アジアで孤立すると焦ったはずだ。中国が韓中FTA交渉を積極的に主唱し始めたことも、2007年4月に韓米FTA交渉が妥結されてからだ。
このような中、最近、日本がTPPへの参加を宣言した。韓米FTAが発効されれば、中国は北東アジアで孤立すると焦ったはずだ。中国が韓中FTA交渉を積極的に主唱し始めたことも、2007年4月に韓米FTA交渉が妥結されてからだ。
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