韓国サムスン・ライオンズの柳仲逸（リュ・ジュンイル）監督（４８）がアジアシリーズについて「国家代表の姿勢で臨む」と述べた。

韓国シリーズで優勝したサムスンは、６日から２２日まで日本・沖縄で行ってきた秋季キャンプを締めくくった。２５日から台湾で行われるアジアシリーズの準備も兼ねていた。

柳監督は「練習試合を３試合もし、練習量は少なくなかった。国家対抗戦の性格を持つ大会を控えていて、みんな気を緩めず、集中力が高かった」と雰囲気を伝えた。


２２日に一時帰国したサムスンの選手団は２３日に決戦地の台湾へ行く。柳仲逸監督は「代表資格で出るので負担はあるが、目標は優勝。戦力が１００％でないという点が惜しまれる。外国人投手２人にチャ・ウチャン、ユン・ソンファン、アン・ジマン、チョ・ドンチャンが抜けて、何となく寂しい感じがする。残りの選手で勝たなければいけない」と話した。

サムスンは２５日に豪パース・ヒート、２６日に日本ソフトバンク、２７日にホーム台湾の統一と対戦する。３試合で２勝してこそ２９日に行われる決勝に進出できる。サムスンは０５年に決勝に進出したが、０６年には台湾のチームに敗れて予選で脱落した苦い経験がある。

柳監督は「初戦にオールインした後、日本戦はそれなりに消化し、最後の台湾戦で総力戦をして決勝に進出する」と構想を明らかにした。ソフトバンクとの決勝戦を念頭に置いた戦略だ。

先発ローテーションはすでに組まれている。柳監督は「オーストラリア戦はチャン・ウォンサム－チョン・インウクでいく。オーストラリアに敗れれば日本戦の先発はチョン・インウク。台湾戦にはペ・ヨンスが出て、その後は全投手を投入する」と説明した。