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映画の中だけではない…韓国で静かに起こる“障害者への集団性的暴行”(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

全羅南道長興で数年間にわたり村の住民に性的暴行を受けてきた21歳の女性が自宅の台所に座っている。精神障害がある女性は最近は家の中だけで生活している。

2900世帯6400人余りが住む田舎の村がざわついている。住民たちは何かを隠しているかのように異邦人の訪問を警戒した。静かに見えるが秘密を大事に隠している村のように。

ある住民は「『検察が誰かを捕まえて行ったそうだ。かかわった男はもっと多いだろう』という噂が広がり住民がぴりぴりしている」と話す。

精神障害を持つ女性に対する村の住民たちによる性的暴行疑惑がふくらむ全羅南道長興郡冠山邑(チョンラナムド・チャンフングン・クァンサンウプ)の話だ。映画「黒く濁る村」と「るつぼ」を半分ずつ混ぜたようだ。


被害を受けた障害女性の父親は、「村中の人が知っていた事実を私だけ知らなかった」とショックを受けていた。娘への性的暴行の事実は加害者らの口から口へ伝えられた。この中には毎日会っていた村の人はもちろん親戚も加わっていた。この村でどんなことがあったのか。

父親が忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)から故郷の冠山邑に来たのは10年前だ。精神障害がある娘のためだった。

1歳の時に脳を損傷した娘は言葉と行動がどもりがちでバスに乗ることもできない。そこで歩いて学校に通えるよう帰郷したのだ。計算もうまくできず1000ウォン以下の金しか使わない。娘が主にスーパーマーケットや店の主人に性的暴行を受けた理由もここにある。

加害者は娘が通っていた中学・高校の通学路周辺に住んでいた。

加害者はすべてこの家族をよく知る仲だった。娘を複数回にわたり性的暴行した容疑で3年の刑を宣告され服役している66歳の男は町内の銭湯で働いていた。検察に拘束されている58歳の男は親戚で、商店主の71歳の男は毎日顔を合わせる間柄だった。彼らは脅したり食べ物で娘を誘引して性的暴行した容疑を持たれている。



映画の中だけではない…韓国で静かに起こる“障害者への集団性的暴行”(2)

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