韓国開発研究院（ＫＤＩ）は２０日、今年と来年の韓国の経済成長率見通しをそれぞれ３．６％と３．８％に引き下げた。今年の成長率は５月に予想した４．２％より０．６ポイント低く、来年の見通しもこれまでの４．３％より０．５ポイント下げられた。

来年上半期と下半期はそれぞれ今年に比べ３．２％と４．２％成長すると予測した。来年上半期に先進国の景気鈍化と不確実性が持続し、下半期に次第に解消される「上低下高」の流れを見せるとの見通しを示した。経常収支黒字幅は輸出鈍化とウォン上昇などで今年の２１３億ドルより少ない１５１億ドルにとどまるとみている。

ＫＤＩのヒョン・オソク院長は「景気サイクル上、下落傾向は少なくとも来年上半期まで続くだろう」と話した。また、「天気の見通しと経済の見通しはよくはずれるという点では似ているが、少なくともいまの天気は知ることができる天気予報と違い、経済見通しは現在の経済（がどの局面なのか）さえわからないという点でさらに難しい」と話した。