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巨額寄付効果…韓国大統領選世論調査で安哲秀氏が浮上

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1500億ウォン(約100億円)相当の私財を寄付することにした安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長の勢いがさらに強まった。 次期大統領選に関する世論調査で支持率が‘意味のある’上昇を見せている。

安哲秀院長は通信社ニューシスと世論調査機関モノリサーチが15日に共同で実施した世論調査で、ハンナラ党の朴槿恵(パク・クネ)元代表と一騎打ちになった場合、47.9%の支持を得た。 朴槿恵元代表は42.0%だった。 安哲秀院長の支持率が朴槿恵元代表より5.9ポイント高い。 先月27日の同じ調査に比べては差がさらに1.3ポイント開いた。

与野党の次期候補を一緒に調査した‘多者対決’でも、安哲秀院長は朴前代表と同じ33.7%でともに1位となった。 ‘多者対決’ではその間、ほとんどの世論調査では朴元代表が優位だった。 しかし安哲秀院長の寄付が伝えられた14日以降に実施された世論調査では、朴前代表と肩を並べた。 「寄付効果」が世論調査にある程度反映されたとみられる。


多者対決構図での安院長の支持率上昇は‘固定支持層’が生じているという意味だ。 韓国社会世論研究所のパク・ワンギュ代表は16日、「2者対決は‘陣営間の対決’という性格を帯びるため、消極的な指示勢力も支持率に含まれるが、多者対決で1位になったというのは、安哲秀院長の固定支持者が増えているという証拠」と分析した。 また「朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長に条件なしにソウル市長候補を譲歩した点、私財出捐決定をしたことなどが、これまでの政界に失望した世論を吸収しているとみられる」と話した。

政界では「安哲秀エッセー集」が出版される来年初めごろの支持率に注目する必要があるという声が多い。 安哲秀院長がこれまで出した自叙伝・エッセー集はベストセラーになっている。 2001年『CEO安哲秀の魂を込めた勝負』、2004年『CEO安哲秀、今私たちに必要なものは』などは半年近くベストセラーとなった。 安哲秀院長は新しい本で、いかなる形であれ、社会の懸案に言及をするとみられる。 その場合、安哲秀院長の支持率がもう一度動く可能性がある。



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