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駐韓トルコ大使「原発の発注先、韓国は有力候補」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

駐韓トルコ大使館で会ったナジ・サルバシュ大使。

「韓国とトルコは韓国戦争(1950-53)で一緒に戦いながら‘血を分け合った兄弟(blood brothers)の国’だ。先月トルコ東部地域で地震が発生したが、トルコ国民は韓国人の復旧支援に深く感謝している」。

10日、ソウル西氷庫洞(ソビンゴドン)の駐韓トルコ大使館で会ったナジ・サルバシュ大使(写真)は感謝の言葉でインタビューを始めた。

サルバス大使は「先月の地震で600人近くが死亡し、2000余人がけがをした」とし「現在、被災者に最も必要なのは、冬を過ごすための住居用コンテナとテント」と伝えた。トルコでは9日にも余震が発生し、約100人が死亡または行方不明となった。


韓国政府は地震被災地の復旧のため100万ドル以上の支援を約束した。トルコに進出した韓国企業もトルコの被災者支援のために寄付金を伝えている。

以下は一問一答。

--トルコは災難に対する準備がよく整った国だと知られている。

「首相室が災難対策専門部署を常時運営している。地震などがよく発生するからだ。特にトルコは医薬関連産業が発達していて、負傷者の治療などにはほとんど問題がない。このため先月の地震発生初期は、国際社会の支援を要請しなかった。しかし被害規模が拡大し、現在では国際社会の助けが必要な状況だ」

--韓国との原発建設関連交渉で、発電を通して供給される電気料金などがまだ障害になっている。

「韓国は原発受注の有力候補の一つだ。しかし両国間の隔たりも少なくない。進行中の問題なので具体的に話せないが、まだ協議する事項がある。こうした問題が解決されれば良い結果があるだろう。原発のほか、両国間の自由貿易協定(FTA)も現在議論中だ。現在まで3度交渉し、近く4度目の交渉に入るだろう。近いうちに最終妥結することを望む。この場合、韓国はトルコを前進基地として、中東・北アフリカ・中央アジア市場により積極的に進出できるだろう」

--国際社会がイランの核プログラムを懸念している。

「トルコは核兵器の拡散に反対する立場だ。核は平和的な目的で使われなければならない。私たちはイランの隣国として、対話でこの問題を解くよう助言している」



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